
ジェイコブを守るため
ウィリアム・ランデイ,東野さやか
単行本
家族の絆とリーガルサスペンス
加害者家族として世間から孤立して、裁判の日々に疲弊していく中で、ひたすらにジェイコブを信じる父親アンディも、信じたくても疑いの目を向けて苦しむ母親ローリーも、どちらもどこか歪に見えてきて読んでいるこちらも苦しくなってきた。 2人とも、ジェイコブを愛している。そしてジェイコブをためにと行動をしているが、すれ違い衝突もする。 裁判の行方と行動の結末…読了後、重く苦い気持ちが胸に広がるがとても読み応えがあり良い作品だと思う。 私の中の2013年ベスト5に入る作品だと思う。
2投稿日: 2013.10.04
チョコレートコスモス
恩田陸
角川文庫
2人の天才
今まで読んだ恩田陸作品はファンタジー寄りの作品(常野・ネクロポリス)で新鮮な感じがした。 読み始めると止まらない、読み終わっても続きが読みたくなる。特にオーディションのシーンは熱い。響子と飛鳥がそれぞれ自分の中の迷いの中から何かをつかんで大きく変わる姿に、演じている姿に引き込まれてしまった。この舞台がどうなったのか知りたいし、今後の2人がどう変わっていくのかが読みたい。あとがきに第三部まで構想はあるとの事なので続きが出るのが楽しみ。三部まで出てほしいな。
1投稿日: 2013.09.26
植物図鑑
有川浩
角川書店単行本
糖度たっぷりの恋愛小説!
自分には甘すぎたので☆3ですが、甘いのが大好きなひとにはピッタリの小説だと思う。 章ごとに、身近な植物をテーマとして季節感あふれるストーリーが読み応え有り。季節がめぐるにつれゆっくりと変化していく2人の関係に読むのが止まらなくなってくる。そして、どんどん甘くなってくる。 もどかしく、また、切なくなる部分もあるけれど読後はスッキリとした気持ちで「甘かった!」と言える物語。 恋愛描写の他に、身近な植物、そして料理が丁寧に描写されているので散歩したり料理をマネしてみたくもなる。
0投稿日: 2013.09.26
グルア監獄 - 蒼穹に響く銃声と終焉の月
九条菜月
C★NOVELS
シリーズ第1巻。キャラクター達の個性が強烈です!
主人公がなかなか腹黒で、読んでいて楽しかったです。舞台が島にある監獄という閉ざされた舞台とあって、暗く重い話かと思えば、学園モノみたいな雰囲気。キャラクター達が揃いも揃って個性的で監獄どころか軍隊の話なんだよな?と思うくらい。……なんだけれど、肝心の謎は闇が深そうな気配が。シリーズの第一巻とあって、色々とにおわす場面が出てきていて続きを読むのが楽しみです。
2投稿日: 2013.09.25
