
七つの会議
池井戸潤
日本経済新聞出版
「空飛ぶタイヤ」よりもリアル?
第1話から第3話までは、別々の話かと思われたものが、第4話、第5話で収斂していき、企業グループによるリコール隠し問題へと繋がっていく。物語の当初では思いもよらなかった人物が、主人公となっていく。ストーリー展開の巧みさとリアリティーは、さすが池井戸作品と思わせる。リコール隠しを扱った「空飛ぶタイヤ」よりも、リアリティーは上では、と感じた。
0投稿日: 2015.12.15
確証
今野敏
双葉文庫
名コンビ!
軍隊のようなエリート集団の捜査一課と、職人肌の捜査三課の対比が新鮮であった。 職人肌のベテラン刑事が、若い女性刑事を相棒として認めていうところがよかった。 シリーズものとなっていかないのだろうか?
0投稿日: 2015.09.13
銀翼のイカロス
池井戸潤
ダイヤモンド社
やっぱり面白い
今度の相手は銀行内にとどまらず、政界にもおよび、さらにスケールアップした。 これまでのシリーズと変わらず、相手の地位や、自らの立場にこだわらず、信念を突き通す半沢は、最高です。 次回作があるなら、その相手は誰?
0投稿日: 2015.05.10
ロスジェネの逆襲
池井戸潤
ダイヤモンド社
痛快!
子会社に出向になっても、銀行に戻れなくなるかもしれなくても、言うべきことを言い、やるべきことをやる、半沢は最高です。 自分も半沢のように生きたいが、その勇気はありません。 もやもやした気持ちのも方に、お勧めです。
0投稿日: 2015.05.10
新装版 不祥事
池井戸潤
講談社文庫
痛快!爽快!
半沢直樹シリーズほど敵は大物ではないが、銀行内の問題を相手の地位を気にせず気っていく主人公は最高です。
0投稿日: 2015.05.10
探偵の探偵III
松岡圭祐
講談社文庫
死神との対決に決着
死神との対決も決着し、ひとつの区切りとなりました。 シリーズは続くようですが、次に玲奈は何を追い求めるのか、楽しみです。 作者の博学ぶりにいつも感心していますが、今回は「砂糖にこんな使い方があったのか」と勉強になりました。
1投稿日: 2015.04.29
疑心―隠蔽捜査3―(新潮文庫)
今野敏
新潮文庫
あの竜崎が……
あの竜崎が恋をし、冷静でいられなくなるとは。伊丹への相談をきっかけに、冷静さを取り戻し、一気に解決へと進む。事件には前作までのひねりはなかったが、竜崎の心情の変遷は非常に面白かった。妻の冴子は気づいていないのか。それとも、気づいていて、見守っているのか。次作以降の展開が楽しみです。
0投稿日: 2015.04.12
果断―隠蔽捜査2―(新潮文庫)
今野敏
新潮文庫
1作目より更におもしろい。次回作も楽しみ。
2作目では、現場の署長となった竜崎が、面子や階級などにとらわれず、合理的に判断していく様が、非常に小気味いい。 竜崎の尻をたたく妻が、また素晴らしい。 3作目以降の展開が楽しみだ。
0投稿日: 2015.04.09
隠蔽捜査(新潮文庫)
今野敏
新潮文庫
こんな上司もいいかな
堅物の変人の竜崎と、人情味あふれる現場主義の伊丹。事件が進むうちに苦しくなるのは、竜崎と思っていたが、実は違った。 役人全員が竜崎みたいなタイプだと息苦しいと思うが、でもリーダーには、こんなタイプの人であってほしい。
1投稿日: 2015.04.07
舟を編む
三浦しをん
光文社文庫
言葉に対する深い愛情
言葉に対する深い愛情を感じました。 ひとつのことに、ここまで打ち込める人がいる。 自分の人生を少し反省しました。 チャラい編集者が、マジメさんと接することで変わって行ったことが、本当に嬉しかったです。
0投稿日: 2015.04.04
