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  • 機長の「健康術」

    機長の「健康術」

    小林宏之

    CEメディアハウス

    42年間のパイロット生活で一度も病欠しなかったのには、やはり『訳がある』。

    私も60歳近くなり遅まきながら健康を少しは考えるようになってきた。遅きに失しているが。そんな気持ちの中、何気なしにこの本をクリックし購読した。なるほど、さすがである。この小林さんは日頃から常に安全運航のために如何に健康に配慮した日々を送ってきたかがわかる。でも、その一つひとつは決して大層な健康術なんかではないのだ。ほんの少しばかりの身体への配慮なのだ。そのことを的確に表現した小林さんの言葉が載っている。『健康のための生活習慣は大別して2つの習慣からなる。ひとつは、健康に良いことを続ける習慣、もうひとつは、健康に良くないことをやめる習慣です。』 このやめる習慣がなかなかできなんだよね。

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    投稿日: 2014.09.21
  • GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

    GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代

    アダム・グラント,楠木建

    三笠書房

    『損して得とれ!』というような簡単な話ではないのだよね。

    読み始める前、私は結局この本は、他人に奉仕することで『損して得とれ!』を言いたいのだと決めつけていた。それがどっこいそんな単純なことではなかった。単純なのは私の頭だったというわけである。これは、今のようなネットで広く浅く他人と結ばれやすい環境が整ってきたからこそ、益々GIVERが結果として成功しやすくなっている、ということを説明しているなのだ。それはどうしてかを知りたい方は一度お読みになることである。なるほど!と合点するでしょう。本をネットで購入することに全く抵抗感がなくなっている方にとっては、ネットで人脈構築の動機付けるうってつけの本と言える。加えて、この本が良い点は、色々な研究結果を根拠に説明している点である。勝手な思い込みによる主観的な主張でない点は気に入った。

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    投稿日: 2014.09.21
  • TEDトーク 世界最高のプレゼン術

    TEDトーク 世界最高のプレゼン術

    ジェレミー・ドノバン,中西真雄美

    新潮社

    オジサンは、カッコいいプレゼンターになりたいのだ!

    TED。選りすぐりのプレゼンターが、かくもカッコよく話せるものなのかと思わせられるプレゼンター達。私が初めてTEDのプレゼンテーションをネット(https://www.ted.com/talks/browse?language=ja)で観たときは感動であった。まずは、そのコンテンツ。ネットにアップされるだけに秀逸ではあるが、兎に角考えさせられる。自分の人生、自分の価値観、自分が知らない素晴らしい世界、自らのこれまでの先入観、一面的であった自分の視野などなど。次に、ぞっこん惚れたのはプレゼンターの自信に溢れた見事なプレゼン!こんなク―ルなプレゼンもやっていたい! そんな身の程知らずな思いから、手に取ったのが、この本である。まずは、ネットでTEDを観てみよう。そしたら、この本を買いたくなること。請け合います。

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    投稿日: 2014.08.13
  • 映画を見ると得をする

    映画を見ると得をする

    池波正太郎

    新潮社

    映画の見方

    以前はよく映画を観たが最近は、それほどでもない。この本、映画の上手な鑑賞の仕方を指南してくれます。よい映画の場合はもちろん、下手な映画も観ようによっては観れるという。一方、映画の便利さを舞台の芝居と比較しつつ語ってもくれている。だから読んでどうかといわれると少々困るけれど、なんだか読後、映画に久しぶりに行ってもようかと思わせてくれるのです。

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    投稿日: 2013.10.19
  • 人生の重荷をプラスにする人 マイナスにする人

    人生の重荷をプラスにする人 マイナスにする人

    加藤諦三

    PHP文庫

    思い出の多い加藤諦三氏

    加藤氏の本に熱中していたのは私が高校時代。灘高を卒業し幾年かの浪人生活を経て東大に入学した、ちょっと苦い挫折を経験している同氏に、少しばかりの人間味を感じたということもある。あれから40年。久しぶりに加藤氏の本を読みたくなった。読んでいて思った事は、高校の時は純粋に加藤氏の言葉を受け入れていたな、ということである。今は擦れてしまっている自分を発見した。

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    投稿日: 2013.09.30
  • 誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則

    誰でもできるけれど、ごくわずかな人しか実行していない成功の法則

    ジム・ドノヴァン

    ディスカヴァー・トゥエンティワン

    ぶっつけ本番

    この本に書かれていることは、訳者自身が話すとおり、どこかで聞いたり読んだりした内容である。でも、二つの点で特徴がある。一つは、人生の最初はどん底の生活を経験したものの、現在はそれなりの生活をすることが出来たという著者自身の成功体験が語らせていることであり、もう一つは全ての人の人生はリハーサルではなく、まさに本番なのだ、ということを著者が気付かせてくれる点である。 今が本番と思うと、明日も同じ生活でいいのか、と少々しょげてしまう。

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    投稿日: 2013.09.29
  • 模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる

    模倣の経営学 偉大なる会社はマネから生まれる

    井上達彦

    日経BP

    形態模写は上手いんだけど、事業の真似は下手なんです

     事業で成功している名の知れた企業が、意外にも他の成功している企業のビジネスモデルに時代や国民性に付合するように模倣することで成功しているというのを上手く解説している。スターバックスや、クロネコヤマトなどが、どの様に模倣したか、そのプロセスを知るのも面白い。 思わず、自分の回りで、そんなネタが隠れていないかと思いを巡らしてしまいたくなります。

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    投稿日: 2013.09.29
  • 悩む力

    悩む力

    姜尚中

    集英社新書

    社会を卒業するのは未だ駄目ですか(悩む)

    出版されてからこの本、結構時間が経過している。やや人生を考えさせる様なタイトルで少々興味があったものの、手に取ることには躊躇いがあった。理由は、簡単である。悩みたく無かったからである。 でも、悩むということに対して、何やら"力"を付すと、悩むこと自体は是という響きがあることに気付いた。 そこで、遅まきながら手にしたのである。 本の中に、仕事を持たないことは、他者からのアテンションが得られず、人生の意義を喪失する虚しさ悲しさが書かれている。私もソロソロ社会を卒業する歳になって、もう働くのは辞めようかと思っていた矢先に、こんなことを突きつけられると、辞めるのはあかんねやろか、と悩んでしまう。

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    投稿日: 2013.09.29