犯人どうとかより時系列をどう読みといたか… 因果関係がどうなのかがこの作品の読みどころ…

死人の死因(殺害者)は誰(何)か… 其がこの作品の主題なのに､最後までﾊｯｷﾘ出てこない｡ 怪物(妖物)か獣(人)なのか… 犯人の得体をマトモに出さない故に募る恐怖… 古典的だけど…

怪談と言えば怪談なのですが､幻想的ですね。 一言で言うならﾛﾏﾝﾃｨｯｸな怪奇譚です。

人間のエゴ､裏の顔をえげつなく描いてるのだけど､短めの文章でﾘｽﾞﾐｶﾙに書かれてて… そのﾘｽﾞﾐｶﾙさが怖いと言うより気を沈ませる。 内容余り深くﾅｲ割りに読後変な不快感残る作品｡

不思議な話を語り手が淡々と出逢った体験､思い､考えを淡々と書き綴っています｡ 人を恐がらすこわーい話と言うより､不思議な体験談を通して人の在り方を描こうとしたような作品｡ まあ文芸作品ではないのでそんなに深くはないですが(^_^)

ｺﾜｰｲと題名に入ってるけど､文章の書き方等唯不思議な話が並んでるだけの感じ｡ ｺﾜｰｲと言うよりほんのりとしたって感じかなぁ(-_-;)

内容薄すぎ｡恐くも無いし｡短編にしても此の薄っぺらさは酷い ｡

こんな人を食った様な探偵小説が? と思う小説。 夢野久作の独特の狂喜の世界に引き込まれていく世界観､文章、全てが奇書の名に相応しい｡ こんなに楽しい探偵小説は他に無いね！

此の本の東京(江戸)を日本に代えて読むと面白いです。 今と此からの日本が見えてくるかも。

日本探偵小説三大奇書の一作｡ 一度読み始めると引き込まれるように二度三度読み続けてしまいます｡本当に狂ったように読み耽れます｡ 常識人ぶってる人にこそ読んでほしい作品で､人間とはどんな存在かが解ります。 ｱﾝﾎﾟﾝﾀﾝ・ﾎﾟｶﾝの件は最高！