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  • 無人島に生きる十六人

    無人島に生きる十六人

    須川邦彦

    青空文庫

    本当に面白いので読んでいただきたいです。のんびりとした時代背景の中、皆で知恵と協力しあい生きたことを書いた実用書。電子機器が使えなくなったらサバイバルの教本にもなる。

    この本を初めて読んだのが小学校の低学年でした。また文庫版を一冊もっています。 16人が無人島に漂着してサバイバル生活をして日本に戻ろうとする日々を描いた物語。派手な内容はなくどうやって問題を解決したかが書かれています。 脚色も殆どないようでスリルがある場面は船が沈没して船から荒れ海で岩に移るシーンくらいです。島には殆ど木や植物がない、青海亀(しょうがくぼうという) アザラシがいるくらいの水も海水しかでない島。(ハワイ周辺にある) 人は一人では生きていけない?が、同じよう志をもった仲間がいて信頼がおけるリーダーがいれば世の中騒動も怒らず無人島でも何とかなるということが判ります。 時代背景は帆船という動力を持たない船の時代で今のように携帯やスマホ、gpsがある時代でこんなことあり得ないのですが、 冒険心をくすぐる物語です。 是非、一読を。

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    投稿日: 2014.08.02
  • ちはやふる(1)

    ちはやふる(1)

    末次由紀

    BE・LOVE

    小倉百人一首のカルタ競技の青春物語

    アニメが2シーズン放送され全てみて原作に興味がわき購入しました。 主人公の”千早”、”新”、”太一”の出会いがこの一冊目から描かれています。美人のお姉さん(モデル)がいた家族間では隠れた存在に、妹の”千早”は天然の正義感にあふれた快活な美少女、ある日苛めらていた転校生”新”をかばったきっかけで”カルタ競技”を知ることに・・・青春あり、恋愛あり、戦いあり近年まれにみる素晴らしい作品だと思います。また物語は人を引き込むくらい非常に緻密に作られている作品です。キャラクターの心理描写が絶妙で繊細、中高年男子でもみて頂きたい内容です。

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    投稿日: 2014.07.27
  • 銃夢(1)

    銃夢(1)

    木城ゆきと

    講談社

    記憶の無くなった女の子?”ガリィ”がサイボーグ”ハンターウォリアーとなり賞金稼ぎとなる物語

    画も綺麗で丁寧、物語もきちんと作られています。アニメにして良い感じです。 数百年前にゴミ捨て場に捨てられていた、記憶の無くなった女の子?サイボーグの上半身を持ち帰り、修理再生した、 ハンターウォリアー(賞金稼ぎ)”イド”と生き返った?サイボーグ少女”ガリィ”がハンターウォリアーとなり賞金稼ぎとなる過程を描いた物語です。 本書では生き返りから賞金稼ぎになる過程が描かれています。2巻目以降どういう物語になるか興味がわく内容になっています。 画が綺麗でグロ模写も多くありますが、汚いグロ模写ではないものの、気持ち悪さもあります。女性キャラに顔に特徴があり 好き嫌いがでると思います。画は迫力とスピード感ありの表現は素晴らしい表現だと思います。 ちなみ”エロ”はありません。

    1
    投稿日: 2014.07.27
  • 750ライダー(1)

    750ライダー(1)

    石井いさみ

    ゴマブックス

    昭和のオートバイ好きにはたまらないオートバイ青春漫画です。

    750ライダーという漫画はオートバイ好き昭和の大高中生が一度は読んだことがある漫画だと思います。 破天荒な主人公(道理はわきまえている、弱い者は苛めない)オートバイ番長、一匹狼の主人公が 悪者オートバイ乗り、ドライバーや暴力を振るう組織、学校の悪、その他道理が通じない連中をタイマンで戦うという 俺は男だぜ!と言わんばかりにクールにしかもストイックな恋愛もある、オートバイとともに若い青春を突っ走る内容です。 ※当時、オートバイ(自動二輪の小型、中型、大型)の免許制度はありませんでした。本作品は他の漫画”バリバリ伝説”のモチーフになっている部分も感じます。

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    投稿日: 2014.07.27
  • テラフォーマーズ 1

    テラフォーマーズ 1

    貴家悠,橘賢一

    ミラクルジャンプ

    人間のエゴを描いた物語

    火星をテラフォーミング(地球のような惑星に改造すること。)火星に酸素がなくしかも厳寒であり、テラフォーミングするためにも類とゴキブリを使い酸素と温暖化とするため火星に送りこむ。十数年後、火星がテラフォーミングされた時点で人間が移住することになったが進化したゴキブリ(テラフォーマズ)が火星に住んでいた。こともあろうか、そのテラフォーマズをゴキブリとみなし抹殺しようとするが、耐性が強く結果、肉弾戦のような戦いを強いることになり、遺伝子を組み換えられた強化人間となりテラフォーマズと戦いとなるという物語。 火星のテラフォーミング計画は実際にあるようですが、祖先は虫だから全部殺して、人間がいかに利己主義で愚かということを作者がいいたいのが伝わってくる作品です。 画は上手(グロ模写が多い)で物語も整理されていることなど非常に面白い作品だと思います。

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    投稿日: 2014.07.20