
機動戦士ガンダム ピューリッツァー ーアムロ・レイは極光の彼方へー (1)
才谷ウメタロウ,大脇千尋,矢立肇・富野由悠季
角川コミックス・エース
購入を後悔する作品
電子書籍でKADOKAWAのコミックが50%オフだったので、まとめて3巻購入しました。結論から言うと、購入したことを後悔しています。 インタビューを通じてアムロ・レイという人間を掘り下げていくという内容ですが、例えば「アムロは整備にもかかわっていた」とか「戦闘データをもとにシミュレーションを繰り替えしていた」とか、すでにいろんな作品を通じてみんなが知っている内容ばかりで、意外性があるものは一つも出てきません。 そのため「自分は何を読まされているんだろう」という感覚に陥りました。 作画についても、例えば回想シーンなどで書かれるモビルスーツの作画が極めて稚拙で、これはガンダム系の漫画としては致命的だと思います。 作品名のピューリッツァーとは、報道の功績に対して与えられる「ピューリッツァー賞」からきているものだと思いますが、この漫画は内容的に薄っぺらすぎて、何がピューリッツァーなのかというのが率直な意見です。
0投稿日: 2025.01.06
機動戦士Zガンダム Define シャア・アズナブル 赤の分水嶺(18)
北爪宏幸,矢立肇・富野由悠季,サンライズ
角川コミックス・エース
ここらへんでそろそろリタイヤしようと思います
ガンダム作品の作画監督やキャラクターデザインを手掛けてきた作者ですが、漫画作品は正直言って下手としか表現できないレベルです。 ・キャラクターの表情 ・動きの表現 ・ファッションセンス ・コマ割り ・吹き出し ・効果音 ・背景の書き込み すべてがひどいです。この巻にシャアの格闘シーンがあるのですが、あまりのお粗末な絵に返金してほしい気持ちになりました。 機動戦士ガンダム C.D.Aの連載開始からもう20年近く書いているのに、まったく進化していないってことは、おそらく漫画作家としての適性がないのでしょう。 ストーリーは面白いので、キャラクターデザインと原作だけ務めて、作画は他の作家にやらせたほうがよかったと思います。
0投稿日: 2021.05.12
機動戦士Zガンダム Define(3)
北爪宏幸,矢立肇・富野由悠季
ヤングエース
静止画もひどい
サラミス級の甲板にハイザックが配置されてる絵が出てくるんですが、縮尺が狂っています。モビルスーツが艦内に搭載できない大きさです。またカタパルトの長さがモビルスーツの全長もありません。 作者はキャラクターデザインに回って、他の人間に描かせた方が良いのではないでしょうか。
0投稿日: 2020.06.29
機動戦士Zガンダム Define(1)
北爪宏幸,矢立肇・富野由悠季
ヤングエース
漫画と呼ぶには・・・
作者の北爪さんは有名なキャラクターデザイナーですが、残念ながら漫画のセンスは皆無です。 ・モビルスーツの動きの表現が少ない ・戦艦などのスケールが狂ってる ・人物の表情やアングルがワンパターン ・キャラクターの服装がダサい ・背景が手抜き ・吹き出しの形や集中線の使い方がおかしい ・コマ割りが悪くてテンポよく読めない 正直言って、よく描かせてもらってるなと思うレベルです。
4投稿日: 2018.10.30
拳児(1)
藤原芳秀,松田隆智
少年サンデー
実在の中国拳法がたくさん出てきます
八極拳を習い始めた少年が数々の困難を乗り越えて成長し、 やがて強さの先にあるものに気がつくまでの物語です。 主人公の拳児は完璧な強さを持っているわけではありません。 しかし、多くの人々と出会いや別れを繰り返し、 また同時に八極拳の修行をひたむきに続けることで、 より大きな人間へと成長していきます。 中国武術に興味がある方にお勧めです。
1投稿日: 2016.07.04
ベルセルク 1巻
三浦建太郎
ヤングアニマル
惚れ惚れする描写
約20年も連載されているダークファンタジーの第1巻です。 物語の舞台は中世ヨーロッパ風の世界。 主人公のガッツが巨大な剣と全身に備えた数々の武器を使いながら 「人でないもの」を狩っていきます。 描画力は日本だけでなく世界でも屈指のレベルだと思います。 ストーリーの展開が遅い(笑)ので、必然的に読み直す回数が増えるのですが、 何度見てもその美しい描写に惚れ惚れします。
1投稿日: 2016.07.04
闇のイージス(1)
藤原芳秀,七月鏡一
ヤングサンデー
映画を超えている作品
フリーランスの護り屋で"イージスの楯"と呼ばれる楯雁人が、 数々の依頼に応じて依頼人を護衛する物語です。 巻が進むにつれて、護り屋となるきっかけとなったテロリストと 対決する話を軸に展開されます。 同じ作画、原作の「ジーザス」に続く作品です。 このあとの巻でジーザスのキャラクターが登場する話もあるので、 未読の場合はそちらもお勧めします。
0投稿日: 2016.07.03
ジーザス(1)
藤原芳秀,七月鏡一
少年サンデー
学園モノとしても楽しめます
稀代の暗殺者"ジーザス"として恐れられた主人公が、 1トンのヘロインを盗んだあと、組織の追跡をかわすために 心臓発作で人知れず急死した青年に成りすまします。 しかし、その青年が高校教師だったことから、 ジーザスは教師として高校に赴任することに・・・。 最初は笑える場面もありますが、徐々にハードボイルドになっていきます。 不良少年とその友人の優等生、おっちょこちょいな女性教師、 保険の教師として赴任してくる組織のヒットマンなど、 登場人物すべてが魅力的に描かれています。 ストーリーも良くできていて、そこら辺の映画やドラマなど凌駕しています。 このあと派生する続編やクロスオーバー作品の原点となる物語です。
0投稿日: 2016.07.03
ジパング 深蒼海流(1)
かわぐちかいじ
モーニング
武具の描写も丁寧
ストーリーは平治の乱で源義朝が信西を討ち取るところから始まります。 ここら辺の知識はほとんどなかったので、とても新鮮でした。 その後、義朝が殺害され、捕らえられた頼朝は平清盛と対峙。 頼朝が清盛に助命されるまでが描かれています。 平安末期から鎌倉時代にかけてのきらびやかな武具が丁寧に書き込まれていて、 それを見るだけでも価値があると思います。 源平合戦に向けてこれからの展開がとても楽しみです。
0投稿日: 2016.07.03
鬼平犯科帳 1巻
さいとう・たかを,池波正太郎
コミック乱
時代劇好きにおすすめ
実在の人物である火付盗賊改方長官、長谷川平蔵を主人公とする捕物帳です。 江戸時代に興味があって読み始めましたが、見事にはまりました。 ただ悪いやつを懲らしめる展開だけでなく、登場人物が織りなす 様々な人間ドラマが心を打つ作品です。 どの巻から読んでも楽しめる1話完結型ですが、後日譚などもあるので、 1巻から順番に読むことをおすすめします。
0投稿日: 2016.07.03
