
魔法使いの印刷所 (2)
もちんち,深山靖宙
電撃コミックスNEXT
いろいろ最高
転生者なのに冒険物じゃない、だが面白い。2巻になってさらにぶっ飛んできました。思わずニヤリとさせられてしまう。こんな平和な異世界はいいなぁ。絵も丁寧で綺麗。次はどんな愛すべきオタクやマニアが出てくるのか楽しみ。
0投稿日: 2021.05.03
本日は、お日柄もよく
原田マハ
徳間文庫
実用書と言っても過言ではない
作中のスピーチを読んで涙ぐみました。 ただただ、言葉の力が、組み方がすごい。スピーチで心を動かされる。 スピーチの極意を学べる一品でした。 ヒロインとともに泣いて笑って幸せになろう!
0投稿日: 2017.01.28
椿山課長の七日間
浅田次郎
朝日新聞出版
泣いた
婦人服売り場の課長さん。7日間の商戦をどう乗り切るか? という感じで読み進めいったら・・・その意外な展開に「そっちの7日間か」とまず突っ込み。 人の生きざまはそれぞれではありますが、魂のあり方はこの人達のようにに素晴らしくありたい。幸も不幸も「場所」や「境遇」が決めるのではなく、「心」で納得して救われているか。大切なものを教えてもらえました。 不覚にも、後半は登場人物達の想いに涙を止めることができませんでした。 読後感は、いろいろな形の愛情を分けてもらった気分になります。
0投稿日: 2015.04.18
王妃の館 上
浅田次郎
集英社文庫
笑いながら、二つの(三つの?)物語に引き込まれていく
基本的にドタバタコメディーというジャンルが似合っている(^^) 「結局そうなるんだよな」という流れだと思いきや、なぜそうなる?!と突っ込みたくなる展開が所々にちりばめられていて上下巻を一気に読んでしまいました。 現在と過去がリンクしていく・・・とはさすがになりませんが(過去がルイ14世、現在がツアー客の話なので接点は場所だけです)、現在も過去もこれからどうなってしまうの?と二つの(三つの?)物語をワクワクしながら読めます。 また文章がとても心地よい。安心感があります。著者の作品を未読の方は、他の作品も読みたくなります。
4投稿日: 2015.03.26
詩羽のいる街
山本弘
角川文庫
読後感のよい、人の繋がりと変化の話
ヒロイン詩羽(しいは)との邂逅をきっかけとして、登場人物たちの気持ちが「当人が何かに気づくこと」で変わっていく・・・。この過程がとても読みごたえありました。数章に分かれているので一人の人物に集中して話を読め、文章も軽快かつ論理的でとても読みやすい。それでいて各章はリンクしていて、一つの物語としても楽しめました。
1投稿日: 2014.11.01
舟を編む
三浦しをん
光文社文庫
辞書つくりを通した、仕事と人生の熱い物語
恋あり、笑いあり、涙あり、そしてまじめあり。 情熱をもって、情熱で応える。そんな人間関係に触れたい人には特におすすめ。 暖かいものが必ず心に残ります。
4投稿日: 2014.05.30
植物図鑑
有川浩
角川書店単行本
何度読んでも発見がある本
タイトル通り植物に注目してもいいし、いつも通り著者に甘々の恋愛を期待してもいい!! 読後は料理を作りたくもなるし、旬の食材を試したいので早く次の季節が来て、とも思ってしまう。 いろいろな要素がぎっしり詰まって、何度も読み返して、そのたびに違う楽しみ方ができる本でした。 是非最後のエピローグまで読んでください。あれがあるから、全体の物語が引き立って、恋愛ストーリーっていいなと思いました。
5投稿日: 2014.01.05
