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sparuchuaさんのレビュー
いいね!された数12
  • グッドモーニング

    夏水りつ

    グッドモーニング

    夏水りつ

    HertZ&CRAFT

    って、体めあてかよ!

    結構俺様な「林さん」の我が儘かって?な思い込みから始まるぞっこんLOVEに、読んでるこっちもぞっこんです。「俺はホモではない!」と自分自身に言い聞かせながらもホモの「篠原さん」に恋焦がれて、自分自身をもてあまし、泣かせる事数回、その泣かせ方がまた・・・紆余曲折を経て結局はそっこんLOVEの勝利。何度読んでも同じところで笑ったり、して、ほのぼの~と読んじゃいました。

    0
    投稿日: 2015.09.04
  • 王朝恋闇秘譚

    王朝恋闇秘譚

    山藍紫姫子

    角川文庫

    王朝、雅な世界、何時の時代でも人は人

    美しい弱者は常に権力者に翻弄され苦しめられる、けれど弱者も生きるために強い心で相手を支配するようになる。けれど、権力者にはかなわないのが、世の常そして王朝時代であればこそ。 人がいれば恋が有り、恋が有れば苦悩も生まれる、それが男と男そして離れ離れになった兄と弟でありばなおのこと。 兄の苦悩と弟の苦悩は種類が違っても、それは人に対する純粋な恋なのか、それとも肉親への恋焦がれる思いなのか・・・。 かなり過激な褥の描写にドッキリすることしばしです。

    0
    投稿日: 2015.04.05
  • 部活の後輩に迫られています

    部活の後輩に迫られています

    腰乃

    ビーボーイコミックスデラックス

    胃袋作戦大成功!

    部活の後輩(男)に迫られて、身の危険を回避するため必死で抵抗しながらも、どこか心優しい守屋先輩は抵抗しきれず最小限の譲歩てか、被害を自分で自分に納得させている過程が兎に角おかしい。その守屋先輩を慕いただただ一直線に迫っているようでいて、狡猾にポジティブに相手を落とすこの手練手管(?)の使い手後輩吉武。いやぁ笑えますよ。 いきなりさくらでんぶでハートマークのお弁当が登場ってすごすぎるし、結局はそんなこんなで最終的には胃袋つかんで先輩までものにしちゃったし。あっぱれ吉武!最初から最後までニヤケっぱなしで、ときどき噴出したりして一気読み。

    3
    投稿日: 2015.01.17
  • デビルズライン(1)

    デビルズライン(1)

    花田陵

    モーニング・ツー

    今迄の吸血鬼とは大違い

    表紙の絵に惹かれて買ったのか、何で買ったのか忘れちゃうくらい面白い!!太陽も十字架も多分ニンニクも平気なんだろう吸血鬼。吸血してないと、目にクマとか、変身したら美しさのカケラもないバケモノになっちゃうとか、性欲でも変身って新吸血鬼。 時々ギャグマンガにも変身して、キスの途中で自分に注射器刺したり、焦って慌てて幼い恋をさらしたりと可愛い異種恋愛ストーリー。なのかな?と思えばチョッと深い何かが有りそうな予感。 本編の合間の4コマ漫画的補足も微笑ましくていいね❗

    1
    投稿日: 2014.12.31
  • 烙印の森

    烙印の森

    大沢在昌

    角川文庫

    う〰〰ン極上。

    セピア色に霞んだ薄暗い、ちょっと古いフランス映画を見ていた気分です。東京の地理は全然知らないのでそれこそ映画の中のパリの風景に勝手に重ねて読んでました。 格闘場面は、読んでいてもどう動いてるのかわからいけど、目の前で激戦が見えているようで迫力あった。 読み始めと終わった今とでは、イメージが違う物になっていて、ああこういう風に終るんだ。と納得、極上。みんな魅力ある人達だったなぁ。 10年以上前に書かれた作品だから、携帯電話もデジカメもなくて、ダイエットコーラなんてものが出てきて変なところに引かれたなぁ。

    1
    投稿日: 2014.12.25
  • デッドボール

    デッドボール

    木内一裕

    講談社文庫

    盗人にも三分の道理、私(成宮)には九分ぐらいの道理は在るぞ❗

    極悪非道の最悪人間、成宮デスガ、彼の登場からはクスリと笑える。又は読みながらニヤニヤしてしまう。ホントこの人悪人ですよ。なのに、笑わせるのですよ!他の登場人物も殆んどが犯罪者にもかかわらず、笑いを期待しながら読み進めるハードボイルドなのかな?「藁の盾」風にこの本が書かれていたらここまで憎めないキャラになっていないだろうな。通勤車内で読んでニヤニヤ笑う自分にもデッドボールなんだな。

    1
    投稿日: 2014.12.22
  • 娚の一生(1)

    娚の一生(1)

    西炯子

    月刊flowers

    ほのぼの雰囲気が

    何故に30半ばの独身女がド田舎で一人暮らし?おまけに50過ぎのオヤジがふらりとやってきて不本意ながらのちょっと変わった同居生活。そこはそれ、偶然のようで誰かの意図があるようで、ないようで。 親戚が田舎に集まった時の、めんどう(?)なあるあるや田舎の人達のありがたいような、ありがたくないような親切。 もう、女捨てました私。的な投げやりな心意気とは反面まだ乙女心は残ってます私。そんな揺れるつぐみに対する、ひょうひょうとした同居人の本心はどこにあるのか。やっぱりこの二人の行く先がきにかかる。

    0
    投稿日: 2014.12.21
  • 或る夜‐NightS‐<電子限定>

    ヨネダコウ

    或る夜‐NightS‐<電子限定>

    ヨネダコウ

    ビーボーイデジタルコミックス

    マサキ君どうしちゃったの?テンテン困っちゃうう!

    確かに思が通じ合っているふたりの夜。そしてそんな二人に許された時は夜だけ。 ふたりが満足できる夜は何時また訪れるのか? たった28枚足らずでも膨らみすぎる二人の世界。

    2
    投稿日: 2014.12.20
  • 囀る鳥は羽ばたかない 2

    ヨネダコウ

    囀る鳥は羽ばたかない 2

    ヨネダコウ

    HertZ&CRAFT

    七原、あんたカッケーよ。

    矢代の心にほんの少しではあれやすらぎが芽生え始めたのは、百目鬼の一途な思い。 矢代とは反対に百目鬼には矢代を取り巻く周囲のあれこれがわかり始めて、戸惑い落ち着きをなくしていくなか、矢代が襲われる。 百目鬼と矢代の現右腕(?)の七原、二人の矢代を思う心は大差ないのかもしれない。 「七原、死ぬなよ。」と声を掛けたくなったよ。

    2
    投稿日: 2014.10.26
  • 蜜の罠

    蜜の罠

    松浦巽,天点

    もえぎ文庫

    鳩が豆鉄砲をくらう・・・てこんな感じ?

    読み始めからすぐにアオのこころにシンクロして、気持ちよくなってしまう。支配者と被支配者でありながら、そして相手の心地よさだけを思って至れり尽くせりの毎日を与えてくれる支配者であるはずの辻井。互いに生まれる信頼関係、支配者から庇護者へと移行する辻井の心。「ここを出て行きたくない」アオの言葉。ラスト二人の別れの時に向かい読み進めるうちにいつのまにかアオから辻井の気持ちにに移行していた。そしてラストの辻井と同じように鳩が豆鉄砲を喰らった、ように一瞬止まってしまった。その後のアオの気持ちはまだ辻井は知らない。

    0
    投稿日: 2014.10.26