この作者のホラーやサスペンスでは、かなり陰惨なシーンが描かれていますが、読後は登場人物と一緒に救われたような気持ちになります。 今回も殺人事件のあらましはかなり陰惨ですが、事件の解決にかつての殺人犯の少年が関わり、心や人間関係が成長していく姿に感動しました。 ｢児玉永遠｣シリーズとして、彼の更なる成長を見ていきたいと思いました。

初めてくらもち先生のマンガを読んだのは、「いつもポケットにショパン」でした。あれから様々な作品を読んでますが、主人公たちが言いたいことをためらったり、すれ違ったりして、じれったくなる感じが大好きです。この後どんな事件が起こるのか、最後はどうなるのか、今からすごく楽しみです。