アトピー、アレルギー、喘息など子どもの病気について分かりやすくまとめてあります。アスペルガーついても取り上げているので、大変参考になります。可能ならば、もっと障害（精神・身体を問わず）について取り上げていただけると嬉しく思います。

妹や友人にあてた手紙をもとに構成されているため，だいぶ砕けた口調で書かれています。他社より出版されていた抄訳版ではやや固めの翻訳だったので最初は違和感を感じていましたが，最後の方ではこの訳こそが当時の筆者，そして旅のお供であった伊藤（本名は伊藤鶴吉というらしい）の人間味あふれる行動をより活き活きと表現することに成功しているのではと思うようになりました。 この本とともに『ペリー提督日本遠征記』を読むと，当時の西洋から見た日本について良く知ることができ，大変興味をそそられます。

アメリカ側による幕末日本の記録である。昔，学校でペリー来航を習ったときにどうしてあんなにも強気な態度で交渉に挑んだんだろうかと疑問に思ったことがあったが，その理由の１つが本書を読むとはっきりとする。またキリスト教が邪教として日本で排他されてきた理由を，アメリカ側の視点で考察してあり大変面白い。 この本によると視覚障害者の座が２つ日本にあり，それぞれの伝承があることも記されている。また，ある砂を鼻に入れることで死後硬直を緩和できる薬品が日本にはあったとも書かれている。これらの話は『イザベラ・バードの日本紀行』にも記されており，当時の西洋社会における日本の知識（嘘・真を問わず）の一端を垣間見ることができる。 この本を読んだのちに『イザベラ・バードの日本紀行』，『一外交官の見た明治維新』を読むと話のつながりや時間の経過とともに日本の理解がどう進んだかが分かり，より面白くなってくる。

この本自体は古いですが，仏教を体系的に知ることができる内容であり，大変素晴らしいものです。 仏教の原点を知るのに最適の入門書ではないでしょうか。 とりあえず，この本を一冊読んだ後に，岩波文庫から出ている中村 元 先生の 　「ブッダ最後の旅 大パリニッバーナ経」，「ブッダのことば スッタニパータ」 などを読まれると仏教の奥深さ，楽しさが分かると思います。

株に興味があるけど，チャートの見方が分からない・・・そんな人向けの本です。 株で儲けたという夢ばかりを語る本とは違い，確かなチャートの見方と損切りをするための心理コントロールの方法まで記載されています。株を始める方，改めて学びなおした方にお勧めします。

被差別部落を歩き、その様子や感慨を書いたものです。 被差別部落に私が興味を持ったきっかけは、友人がまさに被差別部落に住んでいるからでした。友人の本籍は他県、どうして住所と違うのか聞いたところ、ここが被差別部落だからだよとの答えが。親が土地が安いとの理由で購入したのはいいけれど、もしかしたら差別を受けるかもしれないと、あえて本籍を親の出身地にしたようです。 現実は差別はなく杞憂だったと言えるでしょう。本書でも差別を受けた経験がないと語る人が多く出てきます。被差別部落だと知る人はそれなりの資料を手にできる一部の人間であり、他所からの移住者も多くいる現在では差別など起こるはずもないのです。 差別を意識しすぎるとむしろ人生の可能性を大きく狂わせます。かつての路地の面影やそれに引きずられる人々、そのお話を知り、かつて現実を見ることは良いのかもしれませんが。

格ゲーにハマっていた日々，ネオジオの１００メガショックという言葉に心躍った日々・・・ゲームセンター黄金時代に学生だった人にとって，この漫画は昔を想いださせる良い漫画ではないでしょうか。あの頃はゲームセンターが集いの場だったな・・・

ハイスコアガールではなく，あえてこっちを購入。 ゲームの日々に明け暮れた少年時代を思い出す漫画です。 小学生のとき，塾の帰りに餓狼伝説をやったなあとか，ゲームボーイを初めて手にしたときの喜びとか，メガドライブでぷよぷよ三昧の日々とか，PCエンジン版イース１２で銀河万丈さんの声が聞こえて来た感動とか・・・ 作者と同年代の私たちなら，必ずあの楽しき日々を想い出すことができます。 たまには昔の話を思い出してみませんか。

BSでたまたま見た「吉田類の酒場放浪記」 この番組に惚れて購入しました。 酒場の雰囲気が活き活きと伝わる名著です。今度の休みにぶらりと酒場に行ってみようかな・・・

お釈迦様の言葉を解りやすく説明しています。 難解な教えではなく，初期仏典のわかりやすいものが多いので心に染み渡りやすいのではないでしょうか。