非常に乱暴にあらすじをまとめると、「世間知らずのお嬢様を主人公が見かねて家で預かることになり、社会になじませるために一年間だけ『家族』として生活する」という話です。 物語に大きな起伏はなく、ただ単純にヒロインの可愛さに萌えることに終始しています。ヒロインは純真無垢でとても可愛いのですが、あまりにも世間知らず過ぎるので人によっては知○遅れのように見えてしまうでしょう。 また、その他にも難点があります。箇条書きにすると ・主人公がヒロインを連れて行く行為が、ほとんど拉致。警察に捕まってもおかしくない上に、その行動自体が唐突すぎる。「妹」になる過程もあまりにも不自然。 ・単語の使い方が不自然で、日本語表現が拙いと感じさせる部分が少なからずある。 ・「ヒロインは美少女である」という事を説明する描写がくどい。 ・軽いテイストの物語なのに、不釣り合いに堅苦しい単語が使われる。 このような問題点があるので、「たかがライトノベル」と割りきってサクッと読んでしまえる人に薦めます。 その他の不満点は、 ・キャラクターの可愛さが売りなのに、挿絵が少ない（と自分は感じた）。 ・この巻では話が唐突に終わり、次巻へ続く。 といったところでしょうか。 気になる事が多々ありつつも、楽しめないわけではありませんでした。 あとこれは作品の問題ではないのですが、この商品は他の小説作品とは違い、何故か背景が真っ白ではなく茶色がかった色です。変更できないのでしょうか？