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夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show
森博嗣
講談社文庫
人であるために
この作品において最も注目すべきは、何が人を人足らしめるのかということ。 自らを生かすために人の皮をかぶり、他人として生きる。そのコピーを守るためにオリジナルを消す。しかし、オリジナルを無くしたコピーはもはやコピーではなくなってしまう。 そんなパラドックスが私達を悩ませる。 もはやこれは単なるミステリィでは無い。
1投稿日: 2013.12.27
銀河不動産の超越 Transcendence of Ginga Estate Agency
森博嗣
講談社文庫
日常がカワル
森先生の作品はどれも面白い。その上、読者に多大な影響を与え変化させる。 この作品もその一つです。一見、非日常(私達と比較して)に見えるこの世界、則ち、主人公の体験は、超越していながらに日常なのです。 この文が複雑に感じられたのなら、読むしかありません。読んだ人間だけが得られる変化が確かに存在します。
1投稿日: 2013.12.27
