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  • How Google Works

    How Google Works

    エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・ペイジ

    日本経済新聞出版

    時代の変化に対応するには優秀な人材を集める、に尽きる

    本書内で登場する技術力もビジネススキルも兼ね揃える優秀な人材スマートクリエイティブ、彼らを惹きつけ、いかにノビノビと働かせるかが、成功の鍵となると説く。 情報収集、高速通信への接続、コンピューティング能力利用のハードルが著しく下がったこの時代の変化から、プロダクトそのものの優位性を保つことのみが企業の優位性を保つ唯一の手段となりつつある現状にフィットしたようだ。 優秀な人材、そして彼らを惹きつける企業文化・環境をこれまで以上に重視しなければいけないが、具体的な企業運営方法は、なかなか見えにくい。 それでも、幾つかの事例が紹介されている本書から、Googleが先行して蓄積したノウハウの片鱗は掴めるかもしれない。

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    投稿日: 2019.04.21
  • ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

    ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則

    ジム・コリンズ,山岡洋一

    日経BP

    選択と集中、ぶれずに進め

    これに尽きるが、候補となる企業1000社以上、15年の株式運用成績を追ったデータに基づく、偉大になった企業と同じチャンスを持ちながら偉大になれなかった企業について比較した分析結果であり、実際に結果に現れることを実感できる。 何に集中すれば良いのか?どうやったらそれを組織として継続できるのか? 明確な答えを得ることはできないが、実際に偉大になった企業11社の軌跡から、今後自分がどうしていけば良いのかその方針のヒントは掴めるかもしれない。

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    投稿日: 2018.10.28
  • Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

    Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

    ケン・シーガル,林信行,高橋則明

    NHK出版

    容赦なく徹底的に

    アイディアもそれを実現するプロセスも「シンプル」であるべき、その当たり前のことがどれだけ大変で、どれだけ容赦なく徹底的に追及しなければいけないかを改めて実感できる、気合いの入る本。 ただし大半は、ジョブズのようなトップと優秀な少数精鋭が居れば、大抵のことは上手く行くよ、というそれはそうなんだけど。。。という話。

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    投稿日: 2014.05.19
  • 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

    知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ

    苅谷剛彦

    講談社+α文庫

    学生向けの域は出ないかも

    目新しいことはないが、様々な側面からの物事の考え方の「具体的な実践方法」の例が書いてあるので、もう少し深みのある思考ができるようになりたい人は読んで実践してみると良い。 でも学生向けの域は出ない印象。そもそも学生向けですしね。

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    投稿日: 2014.04.11
  • フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

    フリー <無料>からお金を生みだす新戦略

    クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明

    NHK出版

    フリーからはお金を生み出せない

    結局のところ、フリーからはお金を生み出せない、ということが書いてある。 実際、登場企業はまだまだ収益化に喘いでいる。 しかし、引き続き積極的に使われるビジネス戦略である。 本書にあるよう、フリーを用いた戦略は勝者総取りのゼロサムゲームになりやすく、自らフリーを使わなくても無関係ではいられない。 活用するにも対抗するにも知らないことには始まらないので、フリーの歴史、様々なビジネスモデルを解説する本書に目を通して損はない、と思う。

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    投稿日: 2013.11.30