
進撃の巨人(34)
諫山創
別冊少年マガジン
よかった
伏線も回収され、気持のよい終わり方でした。 長い間、これだけ破綻無く世界観を維持しつづけたのが本当に凄い。 個人的には最終巻でもハンジさんが話す場面があったらうれしかったけど。 でもサシャにもまた会えたし。 よかった。
0投稿日: 2021.06.13
世界の終わりに柴犬と
石原雄
MFC
何度読んでも楽しめる
犬の話というとお涙ちょうだいストーリーが多いけど、これは違う。 柴犬だから成り立つ、時空を超越して存在感があるフィロソフィー。
0投稿日: 2020.11.02
世界の終わりに柴犬と 2
石原雄
MFC
ほんとうにほんとうに
柴犬はいい。 うちの柴犬には「ご主人」の観念はないみたい(ツンデレどころかツンしかない 笑)だけど、それでも媚びる犬や自分のかわいさをアピールする犬よりずっといい。 そんな柴犬好きの心をつかんでゆさぶります。
0投稿日: 2020.11.02
96歳の柴犬ハチさんは、今日もお散歩しています。
コノマエヨミ子
バンブーコミックス エッセイセレクション
なんどもなんども読み返しています
犬と暮らすということがどれほどすばらしいかがしっとりと描かれていて、心にしみます。 この作家さんのほかの作品もぜひ読みたいと思いました。
0投稿日: 2018.03.31
新宿・夏の死
船戸与一
小学館
短編集だが読み応えあり。
実は文庫本を持っているのだが、厚くて重いもので、電子書籍で買い直した。 新宿を舞台にした「人」を描く短編集。 他の船戸作品のようなハードボイルド感はさほどないが(殺人はフツーにでてくるけど)、一人称で語られるストーリーは、いずれも全く平凡とはほど遠いものなのに、「こんなのありえないし」とシラケてしまうことなく、「あぁこういうことあるのだろうな。こういう人いるのだろうな」とあっさり納得させられてしまうところが、作者の凄いところではないかと思う。 個人的に一番好きな話は、映画「EDEN」の原作である「夏の渦」。
0投稿日: 2015.08.29
ヨコハマ買い出し紀行(1)
芦奈野ひとし
アフタヌーン
やさしいとかなしいとさみしいはつながっている
通奏低音的に世界の終焉が漂っているという時代が描かれている。 そしてそれが言葉や絵による説明ではなく、空気感として伝わってくるのが見事。 SFXによって、想像の中のことが軽々とビジュアル化されるようになり、「説明」によって無理やり世界観に引き込むアニメや小説がふつうになった今、この作品の価値は極めて高い。
0投稿日: 2015.06.22
屍活師 女王の法医学(1)
杜野亜希
BE・LOVE
科学と非科学の巧みなフュージョン
検死に興味があり読みました。専門的な内容も正確かつわかりやすい表現になっています。著者の履歴を知って納得しました。 (ただし、主人公は学生の身分なので、実際はこのような形で司法解剖に関わることはないと思いますが) それでいて、単なるノンフィクション的な描き方ではなく、「見える」をキーワードにしていることで、人間の死というものについての著者の柔軟な感性がうかがわれて好感がもてました。
0投稿日: 2015.04.04
ロスジェネの逆襲
池井戸潤
ダイヤモンド社
やはりおもしろい
ストーリーがしっかり構築されていて、文章も歯切れが良く、読みやすいです。わくわくしながら読めます。 いわゆるおもしろい小説です。 実はわたしは半沢直樹のシリーズを読むまでは、正直、銀行員=エリートという意識はありませんでした(世間知らずですね)。 けれど、池井戸氏の著作を読むと、銀行員って自他共に認める勝ち組=エリートなんだなと、これでもかってほど伝わってきます。 特に銀行員自身のエリート意識たるや。。。苦笑 そういう「銀行の人」を主人公にした物語でありながら、反感をもたせず読ませてしまうのも著者の力量+人柄なんだろうなと思うのです。
0投稿日: 2015.04.04
