
アノニム
原田マハ
角川文庫
音楽のような一冊でした。
導入部はゆったりと、まったりと気を持たせつつ、徐々に登場人物がプロットされていく感じ。 そして少しずつリズムが刻まれ始めて、テンポアップしてサビに入っていく。 サビで登場人物の魅力をたっぷり味わったあと、すっとフェードアウトしてしまうエンディング。 あれっ?なんかちょっと物足りないんだけど??? いや、それがマハさんの狙いかも。だって、まだ余韻が心に響いてる。。。
0投稿日: 2022.05.26
平将門と天慶の乱
乃至政彦
講談社現代新書
サブタイトルに惹かれて読んでみたものの、、、
日本史の転換点というサブタイトルに惹かれて読んでみました。 しかし、そういった考察の扱いは小さく、主に著者さん個人の将門論が書かれていました。 私的には、日本史の転換点に重心を置くならもっと考察を深めてページも割いて欲しいかったし、将門論を論じるなら英雄であれ、悪霊であれ将門の世間に根付いたイメージを検証するスタンスを前面に出して欲しかった。先人達の研究成果から情報を引いて、著者さんの将門論に沿わせてまとめたかたちの作品になってしまっていて、あまり面白みを感じられませんでした。 平将門について知りたい、というのが主な目的の方には読んでみて良い一冊かと思います。
0投稿日: 2020.02.24
重版出来!(14)
松田奈緒子
ビッグスピリッツ
いつも応援しています
この作品のキャラはみんな大好きで、いつも応援してます。 今回は久々に河さんが大活躍してくれて嬉しかったです。河さん大好きです! 中田伯が動いてないですかねー(←こんな表現もこの作品で知ったんですが(笑))。ちょっと重たい感じがしました。 がんばってるアユちゃんにもっと比重を移しても良かったんじゃないかな、と分析してみたり。 評価点星3は期待値が高いからだと思ってください。 次の巻も、期待して待っています。
0投稿日: 2020.02.17
有閑倶楽部 1
一条ゆかり
りぼんオリジナル
懐かしいリズム感に陶酔
昔、妹がコミックを買ってきて読んでいたのを借りて読んだ記憶があります。とにかく面白かったことだけ覚えていて、ReaderStoreで見つけて、迷わず購入してしまいました。 独特のリズム感でガンガン読ませていく感じ、今読んでも乗っていけます。また読めてよかった! 19巻セット2週間が配信されてますが、後でまた読みたくなりそうなので、1冊ずつ無期限で購入するつもりです。
0投稿日: 2015.04.13
