
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~
三上延
メディアワークス文庫
絶妙なバランス!!!
古書のウンチクと謎解き、人間関係それぞれのバランスが絶妙であっという間に読み終わってしまいました。 作中に出てきた作品を改めて読んでみたくなりました。 本好きな人には是非読んでほしい1冊です。
0投稿日: 2015.08.28万能鑑定士Qの事件簿 III
松岡圭祐
角川文庫
無謀な犯罪計画
前作のハイパーインフレの影響を全く感じさせない平和的な日常で始まり、前作は前作、本作は本作の前提で進めるのかと思ったら、前作の音響効果を警察に指南したのが本作の容疑者という設定。音楽プロデューサーで音の専門家というのは無理のない設定だが、必要性はあまり感じられない。 本作では音楽業界とTポイントの仕組みを犯罪計画に絡めて紹介しているが、そもそも犯罪計画自体が主人公に見破られなくても到底成功するとは思えず、計画の全貌が明らかになった時点で無謀な計画にガッカリした。
0投稿日: 2015.08.01万能鑑定士Qの事件簿 II
松岡圭祐
角川文庫
続 日本はどうなっちゃうんだー
1巻の事件について確かに謎は解明されているし、伏線もちゃんと説明されています。しかし、事件の規模と動機のギャップが激しすぎます。ネタバレは申し訳ないので詳しくは書きませんが。 鑑定士が披露するいろんなジャンルの知識に感心しながら読み進むのは楽しいのですが、物語の中の日本は復興するのにどのくらいの時間がかかるか分からないほどの荒れようです。3巻以降の舞台設定がどうなっているのか気になります。まさか何もなかったように元通りではないでしょうが
1投稿日: 2015.01.11万能鑑定士Qの事件簿 I
松岡圭祐
角川文庫
日本はどうなっちゃうんだー
大人気シリーズの第1巻なので過剰な期待があったせいもあると思いますが、今回の事件によって日本中があまりにも急激に取り返しのつかない状態になる設定は、荒唐無稽な印象を受け物語に感情移入出来なくなりました。現在の事件と過去の回想が同時進行で進んでいく感じも好き嫌いが分かれるかと思います。 鑑定士としての知識は[ビブリア~]の何でも版のようで、知識を身に付ける迄の経緯も説得力があり参考にしてみようと思いました。事件の解決が2巻でと知った時はショックでした。
1投稿日: 2015.01.11ちはやふる(1)
末次由紀
BE・LOVE
思った以上にためになる
競技かるたや百人一首。 ニュースで見たりして知ってはいるけどルールはよく分からない。競技人口や各種大会など全く知らない。そんな私でも十分楽しめ、笑い、感心し泣きました。 百人一首の札についての解説が分かりやすく、思った以上にためになります。 一度読んだら”かるた”がしたくなること間違いなし!! 千早(主人公)がかるたにはまるきっかけを描いた第1巻。ぜひ読んでください。
1投稿日: 2013.10.14