Blue in Greenさんのレビュー
いいね!された数5

地のはてから(上)
乃南アサ
講談社文庫
大河ドラマの様な一人の人生の感動的な記録
激動の時代に巻き込まれた人々の群像に取り巻かれた主人公の半生。平凡かもしれないが、ひたむきに生きた人生が心を打つ作品です。
0投稿日: 2013.10.07
ニサッタ、ニサッタ(上)
乃南アサ
講談社文庫
不器用な生き方の青年の精神の成長の記録
要領が悪く、不運もあって自分にもまわりにも不満だらけの青年だが、愚直で、ある意味誠実でもある。その数年の間の物語だが、展開が早く上下2冊を一気に読んでしまった。本当の盛り上がりと感動は下巻にあると思うが、当然1冊目を読まないとそこまでたどり着けない。
5投稿日: 2013.10.07
いつか陽のあたる場所で
乃南アサ
新潮社
何気ない毎日が続く日常、しかしその生活の重さを感じさせる
いくつかの短編が連作で1冊になっている。ふたりの日常生活の中の心理描写に引き込まれる。重いけれども変わらない毎日のようで、作品が進むにつれて少しずつふたりの置かれた状況、気持ちも変化していくので、ついつい続きの短編を読み進んでしまう。この本を始めにして3部作になっているが、3冊とも一気に読んでしまった。 また、改めてゆっくりと読みたい。
0投稿日: 2013.10.06
