
統計学が最強の学問である
西内啓
ダイヤモンド社
統計学の導入におすすめ
タイトルの通り、統計学の重要性がわかりやすく説明されている。P検定、カイ二乗検定など統計学で出てくる用語も、事前の知識なしでもその意味と見方を理解できると思う。そして統計学をちゃんと使ってみようという気にさせてくれる。しかしながら、式や導出方法などについてはほとんど触れられていないため、具体的にどう計算するのかという部分は本書では得られない。簡単にでもいいから、数式での定義も載せていればなおよかったのではないかと思う。
2投稿日: 2014.09.28
ビジネススキル・イノベーション 「時間×思考×直感」67のパワフルな技術
横田尚哉
プレジデント社
ありきたりな内容
ビジネス関係の自己啓発書としては一般的な内容である。しかし、多くをわかりやすく網羅しているので、あまりこういう本を読んだことがない人にはよいと思う。自己啓発書をよく読む人には目新しいことはないと思います。
1投稿日: 2014.09.02
嫌われる勇気
岸見一郎,古賀史健
ダイヤモンド社
非常にわかりやすい
対話形式で非常にわかりやすくアドラー心理学を解説している。また、なぞを少しずつ解いていくような形式で、非常に楽しく読めた。アドラー心理学の具体的な内容は省略するが、個人的にはアドラー心理学のほうが、一般的な因果を中心として考える心理学よりもずっと心理学としては正しく、的を射ていると感じた。心理と行動の因果なんて後付けがほとんどだと思うからだ。アドラー心理学を知ったからといってすぐに行動を変えることはできないと思うが、こういう考え方もあるのだとぜひ知っておいた方がよいと思う。
3投稿日: 2014.09.02
若者はなぜ3年で辞めるのか?~年功序列が奪う日本の未来~
城繁幸
光文社新書
世代間格差の本
「若者がなぜ3年でやめるのか」というタイトルには惹かれなかったが、進められて購入。若者がやめる理由というより、世代間格差、現状の年功序列の問題点が広く指摘されている。世代間格差は最近でこそようやく取り上げられることがでてきたが、非常に大きな問題であるとこの本を読んで痛感した。世代間格差ほど本人の努力で解決できない格差は今の日本にはないのではないか、世代間格差こそ今の日本に存在する最大の人権問題といってもいいのではないかとすら感じた。できるだけ早い内に知っておいた方がいい内容であると思う。
0投稿日: 2014.08.20
統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる
高橋洋一
光文社新書
タイトルと中身に少しズレがあるような
統計や確率を中心とした本と期待してかったのだが、どちらかというと経済などについての筆者の主張が書かれた部分が多い。本の内容自体は面白かったが、少しタイトルと内容にズレがあるのではないかと思った。
0投稿日: 2013.09.27
奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録
石川拓治,NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」制作班
幻冬舎文庫
非常に面白かった
無農薬で果物をつくるなんて考えてみれば極めて難しいのは当然である。 無農薬で育つ植物は、農薬前提で育つものとはもはや別品種だろう。 無農薬で育った物は原始的なリンゴに近いのかと思ったが、 木村さんのリンゴは原始的なリンゴとは違って甘いようである。 それだけに木村さんのリンゴをぜひ食べてみたい。
0投稿日: 2013.09.27
