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toukaさんのレビュー
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  • 逢魔ヶ刻動物園 1

    逢魔ヶ刻動物園 1

    堀越耕平

    週刊少年ジャンプ

    語られない展開にもやもや

    タイトルだけは随分前から知っていたのですが、初めて手に取りました。 それぞれの話のオチがパターン化していて、いまいち物語の中に入り込めずに読み終わりました。動物の生態が各話の随所に活かされているところは興味をひかれるのですが、それ以上に読者を置いてけぼりにした展開(作中で全く語られないが、それが作中では当たり前のように話が進行する)が多すぎます。画面構成がぐちゃぐちゃしていて、漫画として読みにくいというのもあります。 主人公にも気持ちを寄せられず、かといって別のキャラクターにも親しみを持てず、もやもやしたまま読み終わりました。

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    投稿日: 2015.10.19
  • シンプル収納のルール&アイデア

    シンプル収納のルール&アイデア

    学研パブリッシング

    学研

    「表紙の写真そのまま」の部屋

    「白い壁」×「ベーシックな家具」=「シンプルな部屋」に特化した収納本です。実例に出てくるのは、殆ど「表紙の写真そのまま」イメージの部屋です。 「無印良品」が好きな方は、かなり好きな系統ではないでしょうか。実際に、無印の商品を使った収納を紹介するページも多くあります。細々としたものの収納術については、どの暮らし方でも応用が利くと思います。 実例として挙がっているお家は、どの家も広くて、きれいに片付いています。「片付いていない部屋」から「片付いた部屋」になった実例などは載っていないので、整理整頓された「お手本」ばかりです。 実際にどうやって片付けて掃除したのか見たい!と思うと、ちょっと物足りなく感じてしまいます。

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    投稿日: 2015.10.19
  • 銀の匙 Silver Spoon(1)

    銀の匙 Silver Spoon(1)

    荒川弘

    少年サンデー

    きちんと食べて、生きること

    『鋼の錬金術師』の頃から、荒川先生の大ファンです。当時、少年漫画としては「キャラクターの顔が丸い」「男女とも体つきががっしりしている」などと言われていましたが、裏を返せば「きちんと食べて、生きている」キャラクターを描く作家さんです。その荒川先生が「食べて、生きる」ことに直結する農業学校の漫画を描かれていると知り、早速手に取りました。 人間の都合通りにはいかない「生き物」と「大自然」を相手にするゆえに、真剣に壁にぶつかって悩む話もあります。けれども、その合間合間に、「ハガレン」でもお馴染みのコミカルなシーンもあり、重くなりすぎず、あっという間に読みきってしまいました。 獣医という職業について触れるお話があるのですが、私自身の体験と重なるところがあり、思わず涙ぐんでしまいました。私も動物が好きで、小学生の頃、将来の夢は獣医でした。けれど、学校の職業体験(職場見学とインタビュー)を通し、ただ動物が好きなだけでは勤まらない職業だと知り、打ちのめされて夢を諦めたことがあります。 作中で、獣医になりたい人、なりたかったけれど諦めた人へ向ける言葉があります。その言葉を受け取って、こういった動物に関わる物語を見るたびに、「夢を諦めた」と募らせてきた自己嫌悪が、ふっと楽になりました。 どうか、その言葉は、作品を通して受け取って欲しいと思います。

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    投稿日: 2015.10.19
  • 井の頭の森で

    井の頭の森で

    bearcat

    BCCKS Distribution

    自然体の動物たち

    説明文に、ページ数や動物の紹介がなかったので、表紙の写真だけで購入しました。 リスの写真もありますが、他の動物の写真の方が多いです。あえての「可愛い!」を狙っていない、動物たちの自然体の写真でした。 ですが、圧倒的に「余白」のページが多いです。本の場合なら、一種の余韻として楽しめると思いますが、電子書籍の場合は、ただの「情報のないページ」です。写真集の構成上、仕方ないとは思いますが、少々残念でした。

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    投稿日: 2015.08.09
  • スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました

    スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました

    わたなべぽん

    コミックエッセイ

    自分を変えれば、一歩を踏み出せる

    美容雑誌「MAQUIA」で、現在「美人習慣を真似たらみるみる人生が変わった!!」を連載している、わたなべぽんさんの著作です。 雑誌の連載を読むうち、こちらの本も読んでみたいと思い、書店では買いにくいので電子書籍として手に取りました。 「MAQUIA」の連載では、漫画+ご自身の顔出し美容レポートをされていて、なんと-35kg前後のビフォアアフターの顔写真まで載っています。 その変身ぶりを知っている状態で読んだので、とにかく説得力がありました。 体重だけでなく「何キロ痩せたら、身体のパーツにどんな変化があるのか」といった具体的な見た目の変化や、根気良く続けるためのモチベーションの保ち方、食べすぎてしまったときの応急処置なども紹介されています。 冒頭の「ヤセ」への決意を新たにするきっかけとなった事件には、思わず笑ってしまいました。 親しみやすいダイエットドキュメンタリーで、読み終わったあと、自分の生活にも取り入れてみようと思いました。

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    投稿日: 2015.04.05
  • 日経ウーマン (2015年4月号)

    日経ウーマン (2015年4月号)

    日経BP社

    日経BP

    春からの一冊に

    春から新しい環境に飛び込むことになり、「なんとなく」不安を抱えている人におすすめしたい一冊です。 私自身もそういった一人でしたが、漠然とした「なんとなく」の不安も、形を持たせて、具体的な対策を考えることで取り払うことが出来ました。 仕事の不安:『職場の困った人を撃退する「モノの言い方」』『言いにくいことの正しい伝え方』『仕事で恥をかかない正しい敬語37』 お金の不安:『老後もお金に困らない「貯め方」のルール』 上記の特集が、特に参考になりました。 言いにくいことも、やんわりとまるく伝えることができれば、職場で角も立たず、穏やかに過ごすことができそうです。

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    投稿日: 2015.04.05