割と気持ちよく物語は変わっていました。大事なところは変わってないため満足です。 ヴェルドラの真理ノ究明の説明が大雑把過ぎる点や、ディアブロが割って入ってから敵を見逃すまでラプラスがあれだけ執着してた仲間になにも行動しなかった点とか、ルドラの魂の欠片が散らばっていることに対する説明不足とか、マサユキのことをダムラダが黙っていた理由の明確な言及とか、不満点がなかったわけではないですけど概ね楽しめました。感情面での不満点があるとするなら、他２人と違ってテスタロッサが究極能力に目覚める過程が簡単すぎたことでしょうか。 ただ終わって宴会に向かおうとする辺りの改変は転スラらしくて最高でした。

あっちを読んでてもしっかり楽しめる内容。web版では飛び飛びでリムルの独白で終わってた描写を丁寧に再構成しつつ話の展開がかなり変わってるので素直に楽しめた。 とにかくルドラ陣営がムカつくようなキャラに仕上がってて読者をむかむか読んでて煽ってくるヒールになってるので、次巻がとても期待。というかはよ出してしか不満はない。三柱のデーモンロードがダムラダたちの力を受け継ぐ描写をちゃんと入れられるのか、というかこの達也こんだけあくどいことしててダムラダと同じことできるのか、展開は変えつつもリムル陣営の力の内容の上限値は（登場時期を除いて）一切変えてない今作でどう落とし込むのか実に期待したい。

安定して面白い。あくまでサポートにまわる主人公の作品では一番良い。下手な奇をてらって変な内容になったりせず、しっかりweb版とは違ってて実に良い作品。 惜しむらくは当然ながらweb版の更新が止まってる点か…