
推しが武道館いってくれたら死ぬ(1)
平尾アウリ
COMICリュウ
私たちの伝説はここから始まる!?
アニメ化、実写ドラマ化、実写映画化され、アニメ2期、劇場版アニメも期待される作品。爽やか百合テイストでノーマルな人でも楽しめる。えりぴよがポンコツかわいい。登場人物がみんないい人でほっこりする。サーモンが食べたくなる。
0投稿日: 2023.07.28
魔法少女かずみ☆マギカ ~The innocent malice~ 5巻
Magica Quartet,平松正樹,天杉貴志
まんがタイムきららフォワード
マギカ外伝で一番満足感が高いストーリー
本編と同じゴールを、本編のキャラをほとんど登場させず、本編と全く違うアプローチで、本編のテイストを保ちながら、ストーリーとしてみせてくれた作品でした。 本編との違いを際立たせる、いくつかの新システム(イーブルナッツ、ジュゥべえ、人造人間)、キャラや魔法の作り込みも練られており、本編を知らなくても、楽しめると思いました。
0投稿日: 2018.02.19
巴マミの平凡な日常 4巻
Magica Quartet,あらたまい
まんがタイムきららフォワード
若干ネタ切れ感はありますが
作者のOL時代を原体験としているからか、ネタの古さやネタ切れ感はありますが、各巻を通じて、本編や外伝への愛が感じられて、ほっこりする内容だと思います。「17年前に14歳だったら?」のifだと思いますので、昭和感がある内容となっています。 個人的には、QBいじりが秀逸に感じましたので、もっと掘り下げると面白いと思います。あと、タイトルに引っ張られてか、マミさんにフォーカスし過ぎてますが、他のキャラとの絡みを上手く創出できると、新しい展開が生まれるかも、と期待しています。 ただ、実際、結婚しちゃうと、独身の友達と疎遠になるのがリアルだし、ぼっちネタが鉄板のマミさんと設定の相性が良過ぎて、展開を広げにくいという問題もあるかとは思いますが。。。
0投稿日: 2018.02.19
ぽむ☆マギ 3巻
Magica Quartet,九十九
まんがタイムきらら☆マギカ
割と正統派?
いわゆる公認「変態ほむらさん」本に分類されるのだと思いますが、画力の高さと、エンディングの苦甘さに、本編や公式へのリスペクトを強く感じました。 特に、ほむらの魔法の裏設定は、エピソードとして秀逸に思います。 また、個人的には、鹿目パパの出番の多さを面白く思いました。
0投稿日: 2018.02.19
魔法少女たると☆マギカ The Legend of “Jeanne d’Arc” 5巻
MagicaQuartet,枡狐,蛙空
まんがタイムきらら☆マギカ
綺麗過ぎて物足りない部分もありますが
まず、歴史フィクションとして、本書も参考にしている、安彦良和版を以前から読んでいたので、違和感なく読み進めることができました。 また、マギカ外伝の中では、トップクラスのストーリーだと思いました。ただし、本編及び史実との整合が重んじられるあまり、内容が綺麗にまとまりすぎている面はあるかと思います。タルトが捕虜になってからの葛藤や、敵役の心の内面が、深く掘り下げられると、もっと良い作品になるのではないかな、と思います。
0投稿日: 2018.02.19
僕だけがいない街(6)
三部けい
ヤングエース
親目線でみると・・・
少しの勇気の積み重ねが、未来を変えるという物語。 バッドエンドとグッドエンドが比較されているので、子どもに人生の機微を教える、いい「教材」になるな、と思う。 実際、アニメ版は、6歳の娘が毎週楽しみに観ている。 もうひとつは、親子の愛の物語。主人公の悟は、母を真犯人から救うためにタイムリープする。 そして、母がどれだけ自分を愛してくれていたかを深く知る。そして、母も、どれだけ息子が大切な存在であるかに気づく。 同級生を虐待している親もいるが、不器用で子どもの愛し方を知らないことに気づく。 親の立場として、ちょっと、涙腺が潤む。 しかし、親子は忍び寄る真犯人の悪意に気づかない。 「グッドエンド」も一筋縄では行かない展開。
0投稿日: 2016.01.29
僕だけがいない街(7)
三部けい
角川コミックス・エース
アニメ化をきっかけに原作を読み始めましたが。。。
主人公(悟)の記憶喪失によって、読者は真犯人を分かっているけれど、主人公は知らない、という展開が、往年の「刑事コロンボ」シリーズを彷彿とさせる。 真犯人が変装を覚え、苗字を変え、地位や名誉も手に入れて主人公に近づくという展開もスリリングである。 現段階で不満が残るところは、真犯人が完璧すぎて、ヘマをしないし、主人公による犯行の妨害に対してもリカバリーできてしまっていることである。 犯罪者に至る経緯が丁寧に描かれている分、「サイコパスなシリアルキラー」っぷりが道化が効き過ぎて、物足りなさを感じる。 今後の展開でおそらく真犯人が何らかの失敗をすると思われるが、急に人間味が出ても滑稽になってしまうので、説得力とキレのある「伏線回収」を期待したい。 反面、主人公とその仲間が、真実に肉薄しながら気づかなかったり、気づいてもスルーしたりするところは、 推理モノにない新鮮さとリアリティがあるので、良いバランスになっているのかも知れない。 この、ある意味「ルパン三世的な展開」(追われる方が無敵で、追う方が不甲斐ない)を上手く成立させているのが、 主人公のタイムリープの能力だったり、主人公の母親の観察力の鋭さだったりする。 それによって、「善人ほど早く死ぬ」という血も涙も無い展開を巧みに回避し、物語を成立させている。 日本の警察や裁判所、マスコミが犯人を仕立て上げて逮捕したことで安心し、真実に近づこうとしない、という「冤罪」の問題をとりあげているのも興味深い。 日本に数多ある冤罪事件や不審死事件の真犯人はほとんど逮捕されていないという事実に戦慄を覚える。 今後、真犯人が逮捕される展開になったとして、冤罪で人生を失った人たちに、日本の社会はどうやって報いることができるのか。 作者の表現力に期待したい。 追伸 アニメの第1話は原作の1巻に沿っていますが、20分程度尺に収めるため、アニメでは展開をやや端折ったり変更したりしています。でも、アニメの方が原作の良さを残しつつ自然な流れで、洗練されている印象を受けました。
2投稿日: 2016.01.12
暗殺教室 17
松井優征
週刊少年ジャンプ
予定調和に向けて
私は最近、マンガは単行本でしか読まない。 それも、献血ルームに置いてあるマンガに限る。 6歳の娘がアニメで興味を持ったマンガを、 親として内容を解説できるようにするため、目を通すようにしている。 献血ルームにはだいたい、人気のマンガが揃っているが、 「暗殺教室」は12巻までしか置いていなかったので、 残りを試しにここで購入してみた。 #余談だが、こちらの電子書籍だと、小さく書いてある台詞が判読できないなど、ちょっと気になった。 週刊少年ジャンプの人気連載は単行本18巻完結が圧倒的に多い。 本作も15~18巻分のプロットは連載当初から決まってたという。 それくらい、編集部から自信を持って送り出された作品なのだろう。 だから、これからの展開は脚本待ちの予定調和となる。 つまり、「伏線の回収」の連続だ。 今のところ、「驚愕」といえるほどの「どんでん返し」はない。 今後、テレビアニメの第2期と映画の2作目が公開される。 待ちきれない娘の希望に応じて、ちょいちょい、今後の展開をネタバレしながら 作者と編集者がこれから魅せてくれるエンディングを楽しみにしたい。
1投稿日: 2015.12.31
