この巻で、トリッシュのスタンドが覚醒します。 守られる立場だった女子が闘う女子に変わる瞬間、ブチャラティでなくとも、ドキッとさせられるはず。テンション上がること間違いなし。 ブチャラティ側は倒すことが不可能なスタンドとのバトルを終結させ、 ボスは、ボスを付け狙う不気味なリゾットのスタンドと対峙する。 先を知ってる自分でも、ドキドキが止まりません。緊張感溢れる巻。

闘いはさらに過酷を極め、手に汗握る展開へ‼ ここでボスに出会わなければ…トリッシュなんて見棄てちゃえば…‼ やめて、行かないで‼ と叫びたい私…。 間一髪、ジョルノの能力で助かったと思いきや、色々フラグが立ちっぱなしである。

ブチャラティの言葉が切なくて仕方がない。人間讃歌と言われるこの作品だが、ここはイタリア映画の世界か… 悲恋の香りが感じられて胸を締め付ける。 この、大切な瞬間に… 満を持して、ボス、降臨。 コミックで読んだ時にも、筋書きの恐ろしさと哀しさに泣きながらページをめくったものですが、今回、カラーページで再読し、臨場感が半端なかったです。 ジョジョ４部がアニメ化制作決定らしいですが、5部も待ってます。

この巻で、ブチャラティが隠していた秘密が明らかに‼ あぁ、ブチャラティ。私もあなたをこれから知りたい、分かりたいと思っていたのに。 そして、ジョルノの精神的強さが未来を切り開く巻。 HEROには、色々な在り方が有り、自分は、どう生きよう？と、考えさせられます。 いつも泣いてるキャラ、セックス・ピストルズのNo.5が頑張る巻でもあります。

子供の頃にチラ見していましたが、深夜アニメで再会、主人公だけでなく、脇役や悪役の様々な人間模様、生き方に感動！ 特に、自分も大人になったからか、意思を託して死んでいくシーザーや花京院に、涙が止まりません。受け継いで敵を倒していくジョセフや承太郎のように強く生きようと思いました。 他にも、ボスの指令も部下も両方守る覚悟のブチャラティや、承太郎の娘徐倫など魅力的なキャラがたくさん。 人生の生き方を見つめ直させられる深い作品です、おすすめ。