他人の立場に立って物事を考えよ、とは以前から聞かれた言葉であるが、こちらの言いたいこと、気持ちを伝える際にもそう考えていたかと言うと疑わしい。 本書は物事を人に伝える場面でも人にはどう聞こえるか、どのような伝え方がインパクトを持つのか、という新しい切り口に着目している。

ちょっとした興味から始めたものの、続かなくなって、無駄な費用や時間をかけた人はたくさんいると思う。本書はそのような人たちへ、有用なアプローチを提案してくれる。内容としては常識的なものかも知れないが、改めて系統立った形で情報を提供してくれる。

反応的な生き方から主体的な生き方への変革について。分量が適切で7つの習慣に興味を抱いている人にとっては良い導入書といえる。