
寝ずの番
中島らも
講談社文庫
なんともいえないユーモラスな中島らもの世界
かつて、笑福亭仁鶴、鶴瓶の師匠である6代目笑福亭松鶴の最期の言葉は"ババ(大便)したい"だったそうであるが、それを髣髴とさせるような、また、落語、らくだを髣髴させるような、なんともしみじみとしてて、面白い話である。 これと一緒にマキノ雅彦(津川雅彦)の同名の映画も見ておきたい。
3投稿日: 2014.03.03
日本のセックス
樋口毅宏
双葉社
エロいのが嫌な人も我慢して読み進めてください、最後にはピュアな気持ちになれます
前半はとにかく、エロくて、エロくて、これが樋口作品でなければ、読み進めるのをやめてしまいたくなるかも。 後半は一転して、法廷サスペンスへ。そして、純愛とは何かを問いかけようとしている。園子温監督の映画「愛のむきだし」が好きな人は見るべし。
1投稿日: 2013.11.12
流血の魔術 最強の演技 すべてのプロレスはショーである
ミスター高橋
講談社+α文庫
プロレスは八百長ではないショーなんです。 いわゆる高橋本!
プロレスがどのようにマッチメークされ、どのようにシナリオが決められるかが暴露された衝撃の本。 著者の高橋への賛否両論はあるが、昭和のプロレス、そしてアントニオ猪木の凄さがわかる。
1投稿日: 2013.11.12
マイ仏教
みうらじゅん
新潮新書
MJの言語感覚にはいつも感心させられる。
MJの半生をつづりながら、仏教に関して、ゆるく、やさしく、でも深く教えてくれる。 軽く読めて、はっと気づく、そんな本。
2投稿日: 2013.11.12
箱根駅伝
生島淳
幻冬舎新書
箱根駅伝の舞台裏を知りたい人は読むべし
2012年、箱根駅伝に向けた書籍だが、当時の監督のインタビューなどのアーカイブにとどまらず、各大学の戦略・取り組みなど詳細にリサーチしている。 著者は生島ヒロシの弟の生島淳。
0投稿日: 2013.11.12
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか
増田俊也
新潮社
格闘技ファンじゃなくとも必見の一冊
筆者は柔道史上最強の男、木村政彦がなぜ力道山に負けたのか?それは、プロレスのアングルだったのではないか?という、仮説を証明するために木村の半生を軸に知られざる戦前戦後の柔術•柔道界、格闘技界の歴史を辿っていく。 (講道館柔道が柔道の唯一の流派だとおもっている方も多いのでは?) そして、最後に作者がたどり着いた結論は??
3投稿日: 2013.09.28
モテキ(1)
久保ミツロウ
イブニング
童貞本の代表
最近流行の童貞漫画の代表作。 これを読んだ男は皆、自身の思春期のある種の葛藤とダブらせることができるでしょう。 これを読んだ女性は、まどろっこしい男にヤキモキするでしょう。
1投稿日: 2013.09.26
あしたのジョー(1)
高森朝雄,ちばてつや
週刊少年マガジン
四の五の言わず読むべし、読むべし
レビューを書くのがおこがましいほど、名作です。 20巻通して読むと、ジョーと一緒に真っ白になれます。
6投稿日: 2013.09.26
手術は、しません―父と娘の「ガン闘病」450日―
団鬼六,黒岩由起子
新潮社
団鬼六のすばらしき・愛すべきキャラクターがわかる本 SMとは関係あません
団鬼六の闘病??手記。 つらい闘病な話ではなく、昔話を交え、ユーモラスに奔放に生きる父と振り回されながらも、それを楽しんでるかのような娘。 団鬼六はとてもいい人生を歩んだのだなとある種の羨望を感じてしまう。
0投稿日: 2013.09.25
抗争(小学館101新書)
溝口敦
小学館101新書
仁義なき戦いの実話編
まるで映画のような話が昔、ホントにあったことに驚かされる。 暴対法施行された以降、現在のやくざ組織がどのように変質していき、どうなったのかも言及されているとよかった。
0投稿日: 2013.09.25
