
万能鑑定士Qの事件簿 III
松岡圭祐
角川文庫
ある人を連想?
シリーズ第3弾。このシリーズは人が殺害されることが無いので、人によっては物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、私は逆に肩肘張らずに読めて、結構好きです。ハラハラ、ドキドキはありませんが、それでも十分興味をそそられ、どんどん先を読みたくなります。今回の話は、実在の方がモデルになっていますね。ただし、もちろん話はフィクションです。
1投稿日: 2013.10.16
金田一耕助ファイル1 八つ墓村
横溝正史
角川文庫
色褪せない怖さ
昔に書かれたものだと時代背景などが異なるため、なんとなく感情移入ができずに楽しめない作品が多くあります。しかし、この作品は別。やはり作家の腕なのか、十分物語に入り込めました。設定としてはあり得ないだろうなと思いつつも、表現描写の上手さから、ドキドキ、ハラハラさせられました。金田一耕助の作品は初めてでしたが、十分楽しめました。
1投稿日: 2013.09.27
万能鑑定士Qの事件簿 I
松岡圭祐
角川文庫
シリーズ一作目!
多くの方がそうであるみたいですね。何を隠そう私も、この表紙を見て今まで読まずにいました。しかし読んでみると大変面白い作品です。展開が早く、テンポが良いので、あっという間に読むことが出来ます。また、このシリーズは人が殺害されることがないので、どこか安心して読めます。物語のはじめは何気ない事件だったのが、だんだんと話が大きくなってきます。さすがにそれは無いのでは?と思いますが、全くありえなくもなさそうなので、その絶妙なバランスに引き込まれてしまいます。そして、物語は2巻に続きます。1巻だけでは完結しませんので、覚悟はしておいた方が良いかもしれません。
3投稿日: 2013.09.25
十角館の殺人〈新装改訂版〉
綾辻行人
講談社文庫
思わず感心!
話の展開が早く、私のようなミステリ初心者にもとても読みやすい作品でした。登場人物や舞台となる六角館など、惹きつけられる要素がたくさん詰まっています。読み始めてから、夢中で読みました。そして、最後のトリックは騙されても感心してしまうほど見事でした。大変面白い作品です。
0投稿日: 2013.09.24
シンメトリー
誉田哲也
光文社文庫
姫川玲子シリーズの短編集
色々な一面が見れて、姫川玲子をより身近に感じることができます。短編集なのでサクサク読めるし、姫川シリーズを読んでいる読者にとっては、外せない一冊です。
3投稿日: 2013.09.24
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上・下合本版)
スティーグ・ラーソン,ヘレンハルメ美穂,岩澤雅利
早川書房
世界の傑作、間違いなく面白い!
さすがに世界中でヒットした傑作です。本当に面白い!北欧が舞台なので人や地域の名前が覚えづらく、導入部は少しガマンして読みました。文化も違いもあるので、少し取っ付きにくさもありましたが、物語の中盤から終盤に掛けてはそんな事も気にならないほど没頭してしまい、一気に読んでしまいました。登場人物のキャラ設定も面白かったです。「ドラゴン・タトゥーの女」のような女性はきっといないでしょうけど、とてもミステリアスで魅力的です。
0投稿日: 2013.09.24
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー,青木久惠
クリスティー文庫
抑えておきたい作品
推理小説を読む人は、ぜひ抑えておきたい作品ですよね。一人づつ殺害されて行く恐怖、緊迫感が伝わってきます。そして、最後には驚きのトリック。書かれてから随分と時が経っていますが、全く色あせません。不朽の名作です!
0投稿日: 2013.09.24
