主人公の周りに殺し屋達が渦巻きます。 各殺し屋達、それぞれの主観で物語は進んでいきます。 そのため、各々が何を考えているか良く描かれています。 その風貌、性格にとても共感できるので、 頭の中で映像化されるくらいリアルな文面でした。 伊坂幸太郎さんの作品は初めてでした。オススメです。

アル中の人を知らないので、びっくりしました。 延々とちびちび舐めるように飲み続けるんですね…… 藤原伊織さんの作品は初めて読みました。 本作品は面白かったです。 学生運動、調べちゃいました(笑) 多分学生運動って、何のために起こしていたのか、 あまり現代の人はわかっていないと思います。 そういうものを知る為にもいい機会の一品です。 ヤクザとの友情を育み、とても恋に不器用なアル中が、 フルに頭を使って解決する様を存分に楽しんでみてください。

前作を見て、本作品を読んでいる方が多いかと思います。 前回は無痛ワールドを存分に体験し、 様々な驚き、衝撃があったかと思います。 それを踏まえた上で今回の作品を読まれるので、 内容としては全く違ったものになっています。 つまり、イバラの猟奇的な殺人は目立ちません。 目立つのは大いなる陰謀的なものです。 バラバラだったものが全て繋がって行く部分は存分に楽しめます。 え？これノンフィクション的な部分も？みたいな部分も楽しめます。 ただ自分的には、何故あの人が発症したのか謎なので、 星は満点つけられませんでした。 病気の発症はあくまでも確率ですが、病院嫌いで抗生物質とは無縁のあの人がね。。

残り100ページ辺りから、 キタキタキター！となる。 なるほどなるほど、こういう事だったのね？ええー？ 嘘だろ？みたいな。 ただ、大人でもたどり着けない推理をしていく小学生達に違和感を感じるかもしれません、 これが天才高校生くらいだったら、もっと違和感なく読めたかも。です。 でも一度読んだ後にもう一度読み返したくなるような、逸品だと思います。

テレビを夜見ないので、ドラマが放映されているのを知らずに読んでいました(笑) かなり面白いので、なるほどドラマになるよなぁという感じです。 見た目だけで病気がわかる医師のお話。 犯罪者には生まれたときに既に犯罪者になる事が決まっている。 犯罪を犯す者は微猴が顔に出ている。 そんな独自の見解を持った天才医師が殺人事件に関わっていくのですが、まぁ面白いです。 ドラマで入った方も、小説の内容の深さに満足するはずです。 オススメ！

オチは、完結はなんだったのだろう？と思ってしまった。 スッキリしない。 人間模様はよく描かれている。 もしかして多少実話的な部分もあるのでは？という想像させてくれる部分も面白い。 しかしながら、意外性などが欠けていた。 次回作に期待したい。