
日本の特別地域 特別編集73 これでいいのか 石川県
地域批評シリーズ編集部,岡島慎二,土屋コージン
日本の特別地域
多分、現地取材すらしてない
能登町が輪島市と合併、とか基本的な間違いとか結構ある本です。 地図には能登町ちゃんと載ってるのに、本文では合併した、なんて書いてある。 ライターの文を確認せず、ただまとめただけの本です。 内容的には鋭い部分もあるのですが、結構致命的な間違い勘違いも多い本です。 せめて資料の精査くらいしましょうよ。
1投稿日: 2016.11.11
じゃじゃ馬グルーミン★UP!(1)
ゆうきまさみ
少年サンデー
懐かしい!
懐かしさから全巻まとめ買いしてしまいました。 受験への疑問からプチ家出して巡り巡って牧童となった少年の成長、競走馬とそれに関わる人、牧場の物語です。 古い漫画ですが、面白いですよ。
1投稿日: 2014.10.04
フリーター、家を買う。
有川浩
幻冬舎文庫
成長譚の面白さ
有川浩作品の中でも判りやすい成長譚です。 本作品や、空飛ぶ広報室、県庁おもてなし課がそうですし、図書館戦争もそうですね。 成長譚とは、ダメなところがある人が成長していく過程を描いたお話のことですが、そういうお話の構造故、最初に主人公のダメさ加減が描かれます。 ここがどうしても暗くなり、または歯がゆさを感じるため、苦手な人はとことん苦手な作品ジャンルです。 本作品も最初に主人公のダメさ加減が描かれますが、最近のなんとなく生活している若者ありがちなダメさ加減で、読み手としては想像しやすく、余計にイライラがつのります。 しかし、彼が変わっていく課程がもどかしく、また応援するのが楽しく、そして彼と一緒に達成感を感じるのが成長譚の楽しみ方だと思います。 最初のイライラ加減が苦手で成長譚を読まない方もいるようですが、そこのカタルシスが心地よく感じられる方には、本作品はお勧めです。 また、主人公が就職することになる土建業界。 この業界も読者のほとんどが知っているようで知らない世界で、かなりさわりだけしか説明していないのに、結構おもしろく読みました。 知っているようで知らない世界を描くのは、3匹のおっさんしかり、県庁おもてなし課しかり、自衛隊を舞台にしたいくつかの作品しかり、有川浩お得意の構成、といえるかもしれません。 そんな訳で、ただの成長譚では終わらない本作品。 皆さんも最初イライラ最後はすっきり、体験してみませんか?
1投稿日: 2014.06.12
県庁おもてなし課
有川浩
角川文庫
ちょっとダメなところがある人の成長譚
個人的には有川浩作品で、本作品とフリーター家を買うが一番好きです。 有川浩作品って、どこかダメなところがある人が成長していく、という点が共通している、と思います。 本作品の場合、主人公もそうですし、タイトルにもなっている県庁おもてなし課自体が成長中。 成長譚、というストーリーなため、最初は主人公も県庁おもてなし課の面々も散々に書かれています。 しかし、成長の過程を楽しむのが成長譚です。 最初はイライラさても読み進めてみて下さい。 中盤以降、グイグイ楽しくなっていきます。 私の友人にもいましたが、本作品をよくある『民間が考えたすごい公務員のお話』と捉え、読んでいない公務員がいます。 特に正に観光開発や窓口など市民と直接接する方に多い気がします。 (ただし、私の主観ですが) しかし、これは成長譚です。 その事を忘れず読み進めていけば、最後にはスッキリする事請け合いです。
1投稿日: 2014.06.12
