
いつまでもアメリカが守ってくれると思うなよ
古森義久
幻冬舎
アメリカ一強時代の終了
オバマ大統領が往年のアメリカ大統領といかに異質であるかがわかります。軍縮や大きな政府への動きなど、日本にとっても無視出来ない体制がアメリカで形作られていく姿を、私たちは今後も良く見ていかなければなりません。
3投稿日: 2013.12.22
デフレと円高の何が「悪」か
上念司
光文社新書
消費増税の何が「悪」か
経済学に関して何も知らない私が読むには丁度良すぎる本でした。まさしく今の日本が増税によってどんな過ちを犯そうとしているのかが良くわかりました。経済について知識がある程度ある方にはもの足らない本かもしれませんが、初心者には非常におすすめできる本です。 また、上念先生のちょっとした生い立ちも書かれていますので、それもお知りになりたい方の購入もおすすめします。
3投稿日: 2013.12.15
日本人の「死」はどこにいったのか
山折哲雄,島田裕巳
朝日新聞出版
「死」をもっと身近に感じること
この本から得た教訓は「死とは私達が考えている以上に近い所にあるもの」ということ。対談本という形式であるから、特段な知見や知識が得られたわけでは無いが、むしろ二方が考える死に対する見解が宗教的な面で分かりやすく書かれているので、その点は良かった。もう一度読み返したい本。
0投稿日: 2013.12.15
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
竹田恒泰
PHP新書
読むと清々しい気分になれる本
日本がいかに素晴らしい国であるか、それを当の日本人がどれだけ理解できていないのかがよくわかる一冊です。 日本の食文化から天皇(すめらぎ)まで、2000年来続く日本という国家を世界の人々はどう評価しているのかを通じて、日本人がそれをどう見つめるべきかがまとめられています。
0投稿日: 2013.12.09
凡人として生きるということ
押井守
幻冬舎新書
若者よ、オヤジになれ
押井監督作品は見たことが無いですが、押井さんの考えには共感できるものがあります。 私は学生でいわば"若いことだけが取り柄"な人間でしたので、この本にある"オヤジ論"には大変感銘を受けました。 今度押井監督作品を見てみようと思います。
1投稿日: 2013.11.23
日本はこうなったら核武装するしかないな ―戦中戦後92年生きて分かったこと
吉澤正大
アートヴィレッジ
戦後日本の左傾化に警鐘を鳴らす
この本は簡単に言えば、戦中戦後を生きた著者が今の日本へ「核武装せよ」と訴える論文書です。中国への実質的な抗力を失ったアメリカに頼りきりな今の日本がいかに愚かであるか、今の日本がどんな問題を抱えているのか、日本をダメにする"サヨク"とどう向き合うべきか等、日本の「国防」が今何処へ向かうべきなのかが訴えられています。 また、実際に太平洋戦争中に戦地へ軍人として出向いた時の貴重な経験が、"人"との繋がりを通じて綴られています。 卒寿を過ぎてもなお、このように自身の考えを余すことなく形にして見せた筆者に、尊敬の念を抱かざるを得ません。
1投稿日: 2013.11.23
ルールを変える思考法
川上量生
角川EPUB選書
ルールを決めた方が勝つ
ニコニコ動画を初めとしたdwangoのサービスがいかにして成長できたかが「ゲーム」を中心として綴られています。 成功するにはどうやった考え方で物事を見れば良いのかが非常によくわかりました。ニコニコ動画がなぜここまで成功出来たのか、その理由が理解できる一冊です。
0投稿日: 2013.11.23
コミュニケーションは、要らない
押井守
幻冬舎新書
コミュニケーションは必要である
この本では、福島県で起きた原発事故に対する押井氏の持論を中心に、自身が製作したアニメーション作品にも絡めつつ、今の日本で本当に必要とされる"コミュニケーション"について書かれています。 Twitterを始めとするネット上のSNSでの確変を否定し、インターネット上で行われる言論活動について、若者の意識に大きな"勘違い"があることを指摘。これから日本人が考えるべき事は何なのかを様々な観点から見つめて解いています。 私は押井守さんのアニメーション作品は見たことがありませんし興味もありませんでしたが、 文章が非常に論理的で分かりやすく、丁度いい長さで書かれているのですらすらと読むことができました。 読んで必ず為になる本だと思います。
6投稿日: 2013.11.14![[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本](https://ebookstore.sony.jp/photo/LT00001075/LT000010752000307239_LARGE.jpg)
[図解]池上彰の 世界の宗教が面白いほどわかる本
池上彰
中経の文庫
世界の宗教を情勢を学ぶ為の入門書
「宗教を知れば世界のニュースが分かる!」と謳われているように、もはや宗教の知識が無ければ世界の情勢を理解する事は困難です。 この書では、主要な各宗教の成り立ちや基本的な思想等が分かりやすくまとめられている他、それにまつわる最新の世界情勢についても書かれています。 この本を読めば、例えばパレスチナ問題は何故起こっているのかや、日本の文化に根強く浸透している「神道」とは何なのか等の、宗教知識の基礎的な部分が一気に理解できます。 まさに「世界が知りたい!」と思っている人にはぴったりの一冊です。
8投稿日: 2013.11.08
