
魔法陣グルグル2 (1)
衛藤ヒロユキ
ガンガンONLINE
続編が出るとは全く思ってなかったし期待してもいませんでした。でも
先ず、一応忠告。初見の方でも設定や世界観はわかるように作中で説明もしてますが、「魔方陣グルグル」を読んだことのない人は先にそっちを読むことを強く強く強く強くお勧めします(というか読んでください)。 衛藤ヒロユキと言えば、私の中ではドラクエ4コマ劇場で柴田亜美と双璧をなしたギャグマンガ家で、そのセンスは当時、他の追随を許さないレベルで突き抜けていたと思います。あの時代から何年経ったんでしょうかね…いや考えたくないですが。しかしまさか今更グルグルに続編が出るとは夢にも思っていませんでした。 美しい思い出で終わっとけよ。美しい思い出で終わっとけよ!!そう思いながらも、なんでしょうね?つい読んでしまいました。下手に財力が付いた、当時の少年を狙い撃ちなんでしょうね。はい、私は撃たれた者です。なので以下は年代の近い同志に対してのレビューです。当時ハマってた人にとって購入可否の参考になってくれれば幸いです。 1巻だけを読んだ感想として、正直ギャグに関して初代程のインパクトは受けませんでした。先述の通り「魔方陣グルグル」という作品を初めて見る人向けの解説が多めに入っているせいかギャグも初代の天丼が多く目について、真新しさが足りないとは感じました。ただ、それでも読み終えてみるとやっぱり衛藤ヒロユキは今でも衛藤ヒロユキなんだなぁ、とよくわからない感動を覚えました。同志に対してとか偉そうな事言った割には、私の語彙力ではこれくらいしか伝えられないです。でもなんとなく伝わったかなと思うのでこれでいいです。 お勧めの基準としては、「グルグル」と聞いて「Wind Climbing ~風にあそばれて~ 」が映像と共に脳内に流れて涙が止まらなくなるような人にはお勧めしないレベルです。それ以外の初代グルグルを知っている方は懐かしみながら楽しく読めると思いますよ。
2投稿日: 2013.09.27
