
ダーク・バイオレッツ
三上延,成瀬ちさと
電撃文庫
懐かしい雰囲気のラノベ
発刊から大分たつのでさすがに古くさい要素はあるけど、とてもおもしろい ボーイミーツガールな感じでオッドアイだのわくわくする要素がくどさがなく散りばめられている 主人公も最近みるタイプとは違うので、そういう意味では逆に目新しいかも この年代のラノベの電子化がもっと進めばいいのに…
0投稿日: 2017.05.10
Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ 1
TYPE-MOON,桜井光,中原
単行本コミックス
本編のない前日譚
まさしく断片をあつめたシリーズ 上の通り本編自体が(断片的にしか)存在しないので、その前日譚ともなると事前知識は必要になる スマホゲーでシリーズを知ったから、ではじめに読むにはおすすめしないけど、多少シリーズ作品に目を通していれば読み応えがある イラストが綺麗なカラー絵なので、楽しむポイントはすごく多い 文章量にくらべて値段はそこそこするけど、それだけの楽しみがあるので読んでほしい作品 FGOやってるとシナリオとカラー絵の相乗効果で登場キャラに軒並み愛着がわくので、ゲームをより楽しむための副読本としてもおすすめ
1投稿日: 2017.05.10
パラサイトムーン 風見鳥の巣
渡瀬草一郎,はぎやまさかげ
電撃文庫
懐かしい雰囲気
クトゥルフ的な雰囲気と異能バトルの雰囲気が混ざった伝奇物。 ゼロ年代らしい、というのかなあとも。 バトルとかヒロインとかではなく、あくまで筋立ての面白さで引き込む感じ。 ままならない世界と等身大の主人公って構図はむしろ最近の作品に無いからこそ面白い。 個人的には異能バトルがむしろ蛇足な感じがするのが惜しいかな。ラノベらしい展開ではあるけれど。 この時期の(萌え系でない)ラノベをもっと電子化してほしいとおもった一冊でした。
1投稿日: 2016.01.21
ロミオの災難
来楽零,さくや朔日
電撃文庫
青春らしい話
学生時代に紙で買って以来ずっとお気に入りだった作品。 電子版を待ちに待っていました。 正直初めの方はいらない描写もあるけど、脚本決め以降一気に引き込まれる。 高校生なりの葛藤とか人間関係の変化で起こるギャグとか、楽しめる要素があるので終盤まで一気に読める。 幕間の話が、場面の切り替え、伏線として全体を締めているのも好き。 青春ものらしいラストで、続きがあれば是非読みたい、と思わせる爽やかさがあるのでオススメです。
2投稿日: 2016.01.17
独創短編シリーズ 野崎まど劇場【電子特別版】
野崎まど,森井しづき
電撃文庫
オトクな電子版
小説らしさは皆無だけど、物凄く面白い。 紙で購入した時に思い切り衝撃を受けた一冊です。 思い切り無茶をやっているので、苦手な人は全く受け付けないと思います。 ただ、野崎まどらしさは全開なので、一度ハマるとどこまでも笑い続けます。 電子版では、雑誌掲載時の画像と文庫版のリフロー形式のページと両方収録されているので、かなりお得な一冊になっています。
1投稿日: 2015.09.16
くノ一見参!
佐竹彬,八重樫南
MF文庫J
雰囲気を楽しむ作品
忍術とか武術とかが好きなんだろうなあ、というのはすごく感じる。時々雑学が入り込んできたりして、忍術少女っていう雰囲気を楽しみつつ読める。 ただ、そこから広がる部分があるかって言うとそれは微妙。なんとなく楽しみたいなあくらいの感覚で読めるならありだけど、じっくり構えて読みたい人には向かない気がする。 個人的には絵も好きだし文章も嫌いじゃないしでそれなりに読み返す作品なんだけど、自分でもなんで読み返すほど好きなのかよくわからないから、本当に気になった人は読めばいいんじゃないかな。
0投稿日: 2013.11.06
アブソリュート・デュオ III
柊★たくみ,浅葉ゆう
MF文庫J
一つ一つの話を見れば面白い
一巻で出てきたキャラにもスポットがあたっていたり、人間関係が少しずつ進んだりで面白いと思う。 ただ、ここまで話が進んできた割には話の裏側にスポットが当たらないなあと。はじめからずっと色んな勢力が動いている描写があるのに、この巻になってもまった話が見えてこないのはどうかと思う。特に、主人公がすでに相応の能力を付けてしまっているから、これから学園メインで進めようにも成長とかそのへんで話を繋げにくいかなとも思う。 ただ、話の進行自体は素直に面白いと思うので、一巻が楽しめた人なら続けてここまで買っていいかも。
3投稿日: 2013.11.06
魔法戦争
スズキヒサシ,瑠奈璃亜
MF文庫J
どろどろ
一巻はキャラ紹介・舞台紹介があるから、面白さが加速するのは二巻以降になる。とりあえずこの巻を読んで悪感情がなければ続きも楽しめるとは思う。 ただ、他の似たような設定のラノベと比べるとキャラ同士の絡みがドロドロした雰囲気を持っていて、そこを『人物描写が面白い』ととるか『読んでいて爽快さに欠ける』ととるかで評価が分かれる気がする。 単純な魔法ものじゃなく、キャラを掘り下げた作品を読みたい人にはお勧め。
3投稿日: 2013.10.05
黄昏色の詠使い イヴは夜明けに微笑んで
細音啓,竹岡美穂
富士見ファンタジア文庫
雰囲気がいい
イラストがそもそも良い。キャラの雰囲気にピッタリとあっていて、冒頭のシーンのイラストだけでも切なさがあふれる。そこから本編が始まると、大人と子供と、それぞれの思いがきちんと描かれるからキャラ全員にきちんと感情移入できる。あと、この巻だけじゃないけど、『悪を挫く』ための戦いではなくて『意志を通す』ための戦いを見せるのが内面や成長の掘り下げにつながっていて、そこも含めて楽しめる。
1投稿日: 2013.10.01
ホーンテッド・キャンパス
櫛木理宇,ヤマウチシズ
角川ホラー文庫
レーベルを間違えてるんじゃないかってくらい
ラブコメって雰囲気でしかない。ホラー要素があんまり強くないから、人によっては肩透かしを感じるかもしれない。ただ、部長が依頼に関連したうんちくを語ってくれるから、あんまりオカルトの知識がない人にとってはこの手のジャンルを読む上で参考になるかもしれない。というわけで、ラブコメに抵抗がなくて、恐ろしげな描写がなくても構わない人にとってはすごく楽しめるはず。
4投稿日: 2013.09.27
