タコヤキ、オデンに松阪牛。和食、洋食、主菜にデザート。食べ物味わい東へ西へ、行かなきゃならない、訳がある。 この本を書くのに、開高健はこの通りの道をあじわったんだろうな。 でも、これを思いつくのはグルメでグルマンな、この人しか居ない 食いしん坊は、是非 読んでみてください。

お金のつきたバックパッカーの大五は、バンコクで生き残れるか。 ふとした縁で現地採用された企業で、彼の生活圏に触れては去って行く人たち。降りかかるトラブルの数々。 バンコクがそうさせるのか、目の前のトラブルがそうさせるのか?なぜだか、みんながみんな強く成長している。 読んでて、ガンバレ、と応援してしまいました 。 バンコクで失ったモノより、もっと大きなモノを得たんだろうな。

　昭和１２年秋　諜報員養成所が開設。敵！は列強諸国だけでなく、内なる大日本帝国陸軍、憲兵隊、特高も・・・。信じられるのは誰？ 日本、アジア、英国を活動拠点に、諜報員の静かなる活躍にドキドキ興奮、なるほどな結果？買ってよかった１冊でした。

開高健といえば、Fish onから始まり、オーパにつながる釣り旅行。 そんな人におすすめの全集。３０年前を思い出しながら、そのころの 世界の川、湖、海をインドアフィッシング。 時代も地域も越えて、釣りの楽しさがよみがえる。 手元に文庫本がなくなった今、電子書式で見て即買いでした。 写真がないのが残念だけど。