ドラマと同じく痛快です。短篇集なので、きり良く通勤途中に読めますよ。　ドラマのもう一つの原作「銀行総務特命」とは雰囲気が違いました。

結末まで見せない手法、推理をかき立てられる展開。ドラマを見てから読み始めたら、話は使われていますが、雰囲気が違いました。

去りゆくもの、捨てられるもの、 勝ち残ったもの、負けたもの、それぞれに物悲しさがついて回ります。 青島製作所は勝ち残ったもの、流した涙の事のほうが心に残ります。 半沢直樹のような爽快感ではなく、ものの哀れを表現したかったのかなぁ。

ドラマを見てから読んで見たら、続編を見た気になります。ストーリーも続いている感じで、違和感はありません。子会社でも、半沢直樹は半沢直樹のままです。物事の真理を理解し、ぶれていません。かっこいい！