四度目の氷河期(新潮文庫)
荻原浩
新潮文庫
そら涙腺も緩みます
他人には伝わり難いが素直で微笑ましい少年。幼少期からの心の想いや葛藤が成長の良い原動力になり、ハチャメチャに見える青春の時期を上手く表現した良い作品でした。母親の深くブレない愛情と少年との会話、恋人、友達、先生との真心のこもったやり取りに嬉しく何度も涙が出そうになりました。あっけらかんとした明るさと未成年期のハラハラ・ドキドキあり、原始人がお父さん?な確りとしたストーリーありで楽しく読めました。
0投稿日: 2019.08.09金魚姫
荻原浩
角川文庫
切ないのだけど。
面白くて印象に残る一冊でした。物語のラストでリュウが潤の母親に会わなかったらエンディングは違ったのかなとか潤のお爺さんの存在も思い出だけではなかったような…すべては繋がっているという言葉がいろんな想いを引き出してくれて読み終わった後も楽しめました。私としてはハッピーエンドで優しい気持ちになれました。良かった良かった。
0投稿日: 2019.04.17大川わたり
山本一力
祥伝社文庫
面白くて一気読み。
内容には触れませんが(笑) 人情に溢れ、厳しさと優しさ、ハラハラ・ドキドキと気持ちが揺さぶられ楽しく読ませていただきました。 若い人達は、この小説にどの様な感想を思うのかな?主人公の若者 銀次が、まーほんまに色々と… 楽しいですよ!是非読んでみて下さい。
2投稿日: 2017.02.08散り椿
葉室麟
角川文庫
胸に響きました。
良い小説に出会えました。主人公はいったい誰なの? と考えさせられるほど各々に生き様があり、それが愛と友情の想いで交差しながら物語りは進んでいきます。切なくとも愛情と希望に満ちた『散り椿』の風情に感動しました。
3投稿日: 2017.01.12草笛の音次郎
山本一力
文春文庫
爽やか、キッパリした男気!
渡世人として生きる若者の成長を描いた作品です。私自身は渡世人の世界は全く判りませんが(笑)主人公の音次郎と旅の道中での出会いに若さ溢れるドラマがあり面白かったです。私としては出会いの中で貫禄の親分衆と役人の男気にグッときました。年齢、立場を問わず楽しめると思いますよ。
2投稿日: 2015.11.03下天は夢か 四
津本陽
角川文庫
深まるー!
4巻で完結!読みごたえ十分でした。 地方の言葉・昔の言葉使いなど読み辛い部分は感じましたがその分、臨場感と各武将の人柄などが伝わりとても良かったです。内容含め十分満足しました。
2投稿日: 2015.07.30たすけ鍼
山本一力
朝日文庫
渋い!
この本で山本一力さんを知って、この本読んで著者さんのファンになりました。ホッと出来てスカッと気持ち良かったです。私の好みです。
1投稿日: 2014.10.26