
動物たちの内なる生活 森林管理官が聴いた野生の声
ペーター ヴォールレーベン,本田 雅也
早川書房
動物にも心があるか
動物の感情について著者のかかわった動物や科学的な研究の紹介を入れたエッセイ。 哺乳類ぐらいの話かと思ったら粘菌やら魚まで出てきて興味深く読めた。 動物ドキュメンタリーなどを見れば動物にも心があると誰もが感じるだろうが、科学的な研究の紹介がそれを補強してくれます。
0投稿日: 2018.09.17
AIの遺電子 1
山田胡瓜
週刊少年チャンピオン
日本人好みの切なさ
パッと見には人間と区別のつかないヒューマノイドが人間とともに暮らしているが、日常生活は現代とたいして変わっていない未来。 ケガ、人間側から見ると病といえる故障・仕様を須堂医師が淡々と即物的に治療していく。 なのにどの話も切ない。 ヒューマノイドの内面ではなく、人間とのかかりあいが中心なので、小難しくないのもいいです
1投稿日: 2016.04.21
弓道士魂~完全版~
平田弘史
マンガの金字塔
作者の気迫が伝わってくる
星野勘左衛門が三十三間堂通し矢で天下惣一をめざす。通し矢の歴史も丁寧に描かれており、個人の素朴な挑戦から次第に藩の面子をかけた争いになっていく...。善くも悪くも人間の限界を描いた作品。 以前出版された傑作選ではカットされたページも収録されている完全版です。 だが1巻16ページに乱丁あり。電子書籍で乱丁は初めて見ましたよ...。
1投稿日: 2015.10.18
SFを実現する 3Dプリンタの想像力
田中浩也
講談社現代新書
SFはサイエンスフィクションの意味もありますが
ディアゴスティーニのマイ3dプリンタを定期購読しているのでモチベーションアップのために読んだ。結果は正解。3Dプリンターを初めとしたSF(ソーシャルファブリケーション)による未来への期待がつまった内容。といっても決して絵空事を描いてるのではなく、地に足がついている。
0投稿日: 2015.09.13
十角館の殺人〈新装改訂版〉
綾辻行人
講談社文庫
十角形か
ろくに表紙のイラストを見ずに読み進めて、十字架の形の家が出てくると思ってました...。
0投稿日: 2014.07.15
風雲児たち(1)
みなもと太郎
SPコミックス
幕末の原動力になった人たち
明治維新で薩摩、長州、土佐藩が台頭したのはなぜか?関ヶ原の戦いからはじまり、江戸時代を通して特に蘭学者たちの群像を描いています。と書くと硬く感じてしまいますが、全編ギャグで笑いながら歴史の妙を味わえます!
1投稿日: 2014.02.07
フランケン・ふらん 1
木々津克久
チャンピオンRED
表紙をみると
お色気マンガとおもってしまいますが、SF医療マンガ?です。感受性豊かで気配りもできる人造人間ふらんは、ブラックジャック同様メスをにぎって奇跡を生みだしていくが、その結果は...。
1投稿日: 2013.11.21
