この著者の本は基本的にどれもよく調べられた上で書かれたものでとても気に入っていたのだがこの本に限って言えば全く読む価値のないものだ。タイトルにロシアを入れたもののロシアへの言及はほぼなく、テレビで流れている話以上のものはない。あとがきに自ら専門ではなく他書の引用だらけであることを告白するとは。

読書家のレビューが羅列されたような内容であり、本人の考えが反映された部分は少ない。ファンにとっては物足りない。

そういう所だったのか。 埼玉との県境で便利な場所ってイメージだったが。 今はどうなのかね。

いわゆるネトウヨとしては陰謀論者とセットで呼称されるのにも慣れた昨今だ。 この読み物には新たな見識を得られるかもと期待したのだが、色んな立派な経歴で飾られた無名の人々（失礼）が俺たちはやっぱり正しいよなと無駄に長い文章でスペースを埋めていただけであった。 正面から陰謀論を論破できないのは陰謀論ではない様々な証拠が挙がってきていることに対する反証ができないことによるのだろう。 だからあれは陰謀論だと決めつけておいて、その不当性から話を展開するのだ。 そうすると彼らの先生たちが言っていることに反しない話を拡げられるからだ。 幼稚な話だが、うっかりすると信じてしまう学生もいるだろう。 しばらくはネトウヨでいるほうがよさそうだ。