百合要素無いです。Flowersみたいな百合ゲーが好きな人は絶対に買ってはいけない。

主人公を徹底的に理不尽な目に合わせる→解消する→主人公スゲー！ この流れをしたいってだけで主人公を悲惨な目に合わせようとしているのがよく分かる。精霊幻想記ほどこのサイクルを執拗に繰り返していないのだけが救いかな。

特筆すべき点もないただの追放ざまぁです。どうしても買いたいならばあと数か月待つことをすすめます。Amazonで中古の値段が下がりますから。電子で読みたいならばセールを待ちましょう。既に1円＋送料で販売されているなろうでも読みながら待つのがちょうどいいでしょう。

作中の世界の存在全てが主人公を称賛するために動く。主人公の身の回りに問題が起きても何ら努力も苦労もせずに即座に解決して称賛される。結果として読んでいても何の感情も動かない。読み終わって「無だったな」と思った時、あなたはもう一つのことに気付くだろう。あなたの貴重な人生の時間も無に飲み込まれていたのだと。

いや別にいいんですよ。欲望に忠実な主人公がいてもさ。シティーハンターサエバリョウみたいな欲求丸出し主人公で成功した例もあるしさ。俺が言いたいのは欲望が醜いってことじゃない。話の組み立てが醜いってことなんだ。 　この作品と呼ぶに値しない物体は主人公の欲望、特に性欲を女性が受け入れるまでが雑過ぎんだよ。例えばゴブリン退治の依頼をしてきた女が主人公に「俺の女になるなら」と言われて前払いで貞操を捧げるんだ。 　これを面白いと思った読者さんさ、パパ活女子に「ご褒美後払いするからやらして」って言ってみ。絶対に失敗するから。

　まずハーレムと聞いて二人三人どころではない片手じゃ足りないくらいの女にちはほやされる展開を期待したあなた、その期待は裏切られますからやめておきなさい。 　二人三人程度でも女の子がかわいければ良いというあなた、絵は上手くて色気もあるけど、あなたを満足させるエロシーンに至るまでに延々とつまらない設定を読まされます。他人がプレイしているRPGの説明書を隣で読むだけで楽しい人は楽しめるかもしれません。 　エロが目的なら素直にエロマンガを買った方がずっと価値あるお金の使い方ができますよ。

エロが目的であればこんなん読むより作画担当のしおこんぶさんのエロ漫画を買って差し上げた方がよっぽど楽しめます。

犯りたい孕ませたいを動機にしているのにエロ漫画ではないから、ファンタジーを読みたい人にもエロを読みたい人にも恩恵がない無価値な作品です。