内容は他のレビューを参考に。傑作です。 舞台は1973年です。本文１６１頁参照。なので発表当時はIRAのテロはまだまだ現実のもの、という時代。 読了してわかりましたが、初版のものから翻訳が何カ所か変更されていた。 重版を経る過程か、電子書籍化するタイミングか不明だけど。 IRAの暴力担当の荒くれ男が ”被害者は障害を負った” なんてへんてこな言い回しをするはずがない。しらけるから差別用語だってだけで過去の作品をいじくるのはやめてほしい。 いかれてる、とかどすけべ とかの軽薄な日本語に置き換えられてるのがすごく気になった。 もとはドストレートな差別？用語で分かりやすかったのに。 電子書籍版なのに訳者あとがきがついてる。それも早川文庫版に掲載されてるのと同じものが。 それもおススメ理由です。

試し読みすればよかったんだけど、 紙の本にはあった山藤章二氏のイラストがありません。あれ込みで電子書籍化してほしかったなあ。

GO TO NEXT PAGEとだけ書いた白紙ページは不要なので編集時に削除しておいてもらえないものか。