史上最狂のヒーロー夜神月のグランドフィナーレは、ネジが飛びまくり、空回りしまくりです。彼の微妙な違和感を読者に感じさせるのは、少年漫画としては真っ当なメッセージだし、大人にはどこかホッと感じさせるものがありました

デスノートを巡る物語もいよいよ佳境ですね。高田を代弁者にし崇拝する魅上を利用して確実に自分の理想の世界、そして『新世界の神』に着々と近づいて来ている月。一方ニアは月がキラである証拠の確信部分に着々と近づいてきていて手に汗握ります

ニアは月をキラだと確信し、動いてく。第一部と同様、「なにか見落としたら負け」という切迫感がでてきました。デスノートはこうでないと！！

万全の対策を練りついにメロのアジトに踏み込むライトの父親率いるメンバーたち。今回も主要等人物の一人が死亡。本当に死亡率の高いマンガです・・

前巻で少しだけ第２部が収録されていましたが、この巻からは完璧に第２部モード突入です。一気に世界観が広がり、面白くなる反面、急な展開にちょっとついていけないところもありました。

ずっとLを応援していた私にとってこの巻の展開は一番ショックでした。月との知恵比べで最終的にはLが月に勝利し、Lがノートを封印して終わるような結末を期待していたので、あと少しという時にこの展開は後味悪かったです・・・

ずっとLを応援していた私にとってこの巻の展開は一番ショックでした。月との知恵比べで最終的にはLが月に勝利し、Lがノートを封印して終わるような結末を期待していたので、あと少しという時にこの展開は後味悪かったです・・・

記憶を失ったライトが、自分がキラだったという前提で分析をしたり、前のキラの殺人対象の選び方に共感する自分を否定したりする姿が、どこか不思議で印象的でした。

デスノートの記憶を失った夜神月が脇役に成り下がり（笑）、本作が普通のサスペンス漫画に変質してしまったヨツバ編スタートです

大波乱な展開でした。この巻では、月は目まぐるしく変わる状況に振り回され、逆にＬは、持ち前の推理力と行動力、そして咄嗟の機転を活かして月を追い詰めます。