ツカミは面白い話ですが、ヒロイン達の胸がグラドル級の大きさで、かえって引く。 胸の誇張さえなければ、まあまあ面白いと思うのだけど。

原作を読まずゲーム版もせずに、いきなりこのあやせifを読みました。 基本的には実妹ではないしっかり者の（ヤンデレだけども）女子とハッピーエンドを迎えられて良かったと思います。 なお、所々に他エンドの描写があり、最初はよく分かりませんでしたが、あやせルートYouTubeを参考にして理解しました。 実妹・桐乃さんは「2次元と3次元の両立の難しさ」が体感できて、よい経験になったのではないでしょうか。 ぶっちゃけ、好きな2次元にどハマりしながら振り回すことのできる実兄まで手に入れようなんて、ちょっと人生舐めすぎですからね。 とかく、あやせifの主人公とあやせさんは桐乃さんや黒猫さんから猛反発を受けて、何だか可哀想に思える。本編や他ifでは、これほどの反発あるのかしら？ 二人の仲を応援？してくれたのは加奈子さんくらいではないでしょうか。 あと、新垣あやせって、新垣結衣と綾瀬はるかを足して2で割ったような安直なネーミングですね（笑）

コミカライズ版はメインヒロイン 霞さんが後輩主人公を彼氏に育成していくストーリーに仕上がってますね。 お試し期間中に霞さんが色々と女子心を伝え、主人公が霞さんの女子心を学んでいき、ハッピーエンドに向かっていく様子が微笑ましかったです。 笑ったり、ニヤけたり、怒ったり、シリアスな顔したりと霞さんの様々な表情が良く描けてて、読んでて楽しいコミカライズです。 ただ本作は霞さんと杏さん以外の四天王が全く登場せず、尻切れトンボな感じがして星一つマイナスしました。 まぁ、原作がそうだから仕方ないですが、正直、本作のストーリーでは四天王の設定いらないですね。霞さんも四天王の渾名はとてもイヤそうですし（苦笑）

原作のラノベ版が読みやすいストーリーなので、コミカライズもスッと入ることができます。 家庭の事情を抱える真樹くんと友人関係の事情を抱える海さんが支えあって、惹かれあっていく展開です。 海さんは（重いけど）とても一途なメインヒロインです。 真樹くんを得た海さんがどんどんパワーアップするところが楽しく微笑ましい。 コミカライズは海さんの可愛い仕草が絵によく出ていて、良い作品だと思います。

3人のヒロイン達が個性あって、楽しく読ませてもらってます。 個人的には、さりげない優しさがある真白さんがGoodです。現段階では、主人公には付き合うなら（巻き込まれ側ヒロイン）真白さんを勧めたい。ちょっと重いけど（笑） しかし、星ヶ崎さんは自分を変えようとしてるし、強ヒロイン花見辻さんもこのまま見過ごしはしないだろうし、今後が楽しみです。 ただ、鈍感過ぎる主人公と何故か恋愛には押しの弱い花見辻さんの設定によってヒロイン達との関係がブレブレになってる感もあり、星一つマイナスしました。

複雑な家庭環境を持つヒロイン達と主人公の異性の友情と同性の友情に恋が絡んだ展開で、とても良い作品と思います。 複雑な家庭環境を抱えているシリアスなところや、友情と恋の葛藤などの複雑な心情があるため、情報量の点からラノベ版が分かりやすいです。個人的にはラノベ版の絵が好きです。