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ぼす てりおさんのレビュー
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  • 核兵器のしくみ

    核兵器のしくみ

    山田克哉

    講談社現代新書

    入門書として素晴らしい

    原子力のことを知りたくても、敷居が高かったり、思想的にひどく偏ったりと、中々思うような本が見つからなかったが、この本は理想的だった。 時折、門外漢に分りやすく説明するのは実に難儀である、という先生の本音が垣間見える文章があって、とてもチャーミング。 ニュースで聞いたことあっても、内容は全く知らなかった言葉の意味を知ることができて、非常に面白かった。 全く自分とは縁がないと思っていた、電気や量子力学について知りたいと興味が湧く、入門書としては最適な本だった。

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    投稿日: 2020.11.19
  • D.O.D. ダイス・オア・ダイ(小学館文庫)

    D.O.D. ダイス・オア・ダイ(小学館文庫)

    沢井鯨

    小学館文庫

    前作は良かったのに…

    「PIP」が面白かったので購入。 しかし、前作のような迫力は完全に失われ、非常に期待外れだった。 冒頭のカジノのシーンは魅力的で、カンボジアの刑務所と同じように、フィリンピンのカジノが描かれるのかと思いきや、全く違った。 文字で読む古いB級ハリウッドアクション映画のようなので、肩の凝らない作品を求めている人にはいいのかもしれない。

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    投稿日: 2020.11.19
  • P. I. P. プリズナー・イン・プノンペン(小学館文庫)

    P. I. P. プリズナー・イン・プノンペン(小学館文庫)

    沢井鯨

    小学館文庫

    実体験の迫力

    作者の体験に基づくデビュー作ならではの、荒削りな魅力があり、面白くて一気に読んだ。 通常の取材を通して書くと、「悪い面もあればいい面もある」というバランスを意識した内容になりそうだが、体験が先にあるので、本当に容赦なくカンボジアをこき下ろしていて、衝撃的。 小説の舞台になった国に行ってみたいと思うことはよくあるが、この本をカンボジアに向かう飛行機の中で読んだら、ものすごく後悔すると思う。

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    投稿日: 2020.11.19
  • ドスペラード

    ドスペラード

    大和田秀樹

    チャンピオンRED

    一昔前、結婚といえば…

    この作品の一部のページが貼られまくっていたものです。 全部を読んでみたくて購入しました。 明らかに打ち切りなラストが残念ですが、絵も綺麗でストーリーもしっかりしていて、面白かったです

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    投稿日: 2020.11.19
  • よいこの君主論

    よいこの君主論

    架神恭介,辰巳一世

    ちくま文庫

    読みやすい

    「君主論」の名前は知っていても、実際に読んだことがなかったので、内容を大雑把に把握するには、面白いし読みやすかったです。

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    投稿日: 2020.11.19
  • 「バカダークファンタジー」としての聖書入門

    「バカダークファンタジー」としての聖書入門

    架神恭介

    イースト・プレス

    少し読みにくい

    同じ作者で同じ題材の「仁義なきキリスト教史」の方が面白かったです。 もともと、多くのファンタジーは聖書なりキリスト教なりを参考にしているので、それほど新しい切り口ではないように思います。

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    投稿日: 2020.11.19