
たそがれたかこ(2)
入江喜和
BE・LOVE
特別なことは何もない、けれど続きを読みたくなる
現在5巻まで読了しています。 ものすごく等身大の、隣町の誰かを主人公にしたお話じゃないか?という、全く特別感も力みもない登場人物・ストーリー(作者さんはたぎる思いをぶつけて描いておられるのだとは思うのですが)で、こういうのは漫画では珍しい気がするけれど、小説ならありそうな気がします。日常を切り取ったお話。登場人物の心の動きを最小限なぞった読者にゆだねる客観的視点。 確かに、たかこさんの成長譚のような部分もあるのかもしれないけれど、同じところをぐるぐる回っているように見えても、それでもいいじゃないと思いました。 主人公の考え方や経験と、自分のそれとの間に共通項は少ないけれど、ちょっとえーっと思うことや見たくないと思うようなところも見せられるのだけど、不思議なシンパシーを感じさせられました。 すみません、わけわからない感想になってしまったかもしれません。
0投稿日: 2017.02.15
逃げるは恥だが役に立つ(2)
海野つなみ
Kiss
雇用関係といっても
【ネタばれではないけれど、余計な話でスミマセン】 雇われて仕事としてなら好きでないことも割り切って出来るよね~、お互い当たり前と思わないから気も使えるし、、、 外で働く立場の人間から必要以上に家事を下に見られるのも減るかもしれないし、、、 と最初は思って読んでたんですけど、 この世の中、雇用主が強いのが当たり前で、被雇用者は法律で一生懸命守らないとバランスがとれないので、 人が違えば、こんなに可愛い契約夫婦にはならないんでは?! 横暴夫が横暴雇用主になるだけ?きゃー、、、なんて。 やっぱり二人のキャラが立っているのがこのお話の面白ポイントなんですね みくり達は、やっぱり、雇用関係でなくても話し合いのできる夫婦になれるんじゃないかなぁ。 そんな二人と、それを取り巻く愉快な仲間のお話。
0投稿日: 2016.10.20
小煌女(2)
海野つなみ
Kiss
二巻の表紙の二人
【二巻の個別の感想】 表紙の二人が好きです~。 コミック買った時の帯に印刷された文句が 「いえ!あの人たちゲイカップルじゃないです!」でした。 この二人が出てこなかったら、小煌女の感想は大分変っていたかもしれないです。 【1巻未読の方へ】 1巻を以前試し読みして、我慢できずに5冊まとめて購入した思い出の作品。 小公女が下敷きだったら読まなくていいと思う方、私もそうでしたが、その心配は無用です。 まったくもって想像できるお話ではありませんでした。 読んだ直後の感想ではないですが、書きます。 海野つなみ氏らしい笑いがちりばめられていますが、 けして幸せいっぱいな人たちが出てくるわけではないのです。 人生特有の本人にはどうすることも出来ない生まれながらのものを背負って生きる人たちの 苦しみや幸せ、諦めや野望、羞恥心、責任感、友情、恋心、秘めた情熱が丁寧に描かれていて、 とても共感しながら、独創的な設定・シナリオに先が気になり一気に面白く読みました。 個人的には5巻は激動の内容ながら、少しあっさりというか、あっけない印象でしたが、 全編とおして本当に面白かったです。
1投稿日: 2016.10.20
後宮(2)
海野つなみ
Kiss
可愛い絵に騙されてはいけない(笑)とっても大人なお話です
とはずがたりも読みました。 良くも悪くも、原作のとはずがたりと読後感が同じでした。 でも、しっかり読ませる独立した作品になっていて、原作にとりあえず絵をつけただけというのでもない。 人間ドラマしかり、当時のしきたりとかしっかり伝えてくださっています。 ドロドロした所も、作者の愛らしいというかアクの無い絵柄で清潔感あります。 【以下、ある意味ネタばれかも?注意】 ただ、原作を読んだ時に、世の無常とか、人生の晩年の年をとることの寂しさ (美の衰えとかは気にならないですが、家族友人知人が死んでいくとか、 経済的なことや自分の体も思うようにならなかったりすること) に涙したので、 このコミックは最終巻の5巻がちょっと怖くて未だ読んでいません。 あんなに泣けたのは、情や世俗の苦しみが少し過去のこととなって昇華される心の平安の涙みたいなところも あったのかもしれませんが。 4巻までは子供時代~20代かな。
0投稿日: 2016.10.20
あめのちはれ 1
びっけ
B's-LOG COMICS
とんでも設定はありきたりなのに、いつの間にか引き込まれてました
現在レビューされているお二方に多いに賛同します。 読んだのは数年ほど前なのですが、 最初に3巻まで様子見で読んでみただけだったのに、止められませんでした。 伏線が気になってとか、ミステリ要素の答えが知りたくてとか、そういうのだけではない、 人間ドラマに惹かれて、最終巻まで買いました。 さらっと読めはしますが何だかほんわか幸せな気分になる漫画でした。 どの登場人物に肩入れするかで、脳内で勝手に結末変えたくなるかもしれないですけど(笑)。 登場人物の多さが生かせなかったり、設定だけひねって他に描きたいことのない作者の中身スカスカ漫画とは違いました。
0投稿日: 2016.10.20
後宮(1)
海野つなみ
Kiss
原作の面白さをしっかり伝える作品
とはずがたりも読みました。 良くも悪くも、原作のとはずがたりと読後感が同じでした。 でも、しっかり読ませる独立した作品になっていて、原作にとりあえず絵をつけただけというのでもない。 人間ドラマしかり、当時のしきたりとかしっかり伝えてくださっています。 ドロドロした所も、作者の愛らしいというかアクの無い絵柄で清潔感あります。 【以下、ある意味ネタばれかも?注意】 ただ、原作を読んだ時に、世の無常とか、人生の晩年の年をとることの寂しさ (美の衰えとかは気にならないですが、家族友人知人が死んでいくとか、 経済的なことや自分の体も思うようにならなかったりすること) に涙したので、 このコミックは最終巻の5巻がちょっと怖くて未だ読んでいません。 あんなに泣けたのは、情や世俗の苦しみが少し過去のこととなって昇華される心の平安の涙みたいなところも あったのかもしれませんが。 4巻までは子供時代~20代かな。
0投稿日: 2016.10.20
小煌女(1)
海野つなみ
Kiss
魅力的な登場人物たち、予測不能なストーリー
1巻を以前試し読みして、我慢できずに5冊まとめて購入した思い出の作品。 小公女が下敷きだったら読まなくていいと思う方、私もそうでしたが、その心配は無用です。 まったくもって想像できるお話ではありませんでした。 読んだ直後の感想ではないですが、書きます。 海野つなみ氏らしい笑いがちりばめられていますが、 けして幸せいっぱいな人たちが出てくるわけではないのです。 人生特有の本人にはどうすることも出来ない生まれながらのものを背負って生きる人たちの 苦しみや幸せ、諦めや野望、羞恥心、責任感、友情、恋心、秘めた情熱が丁寧に描かれていて、 とても共感しながら、独創的な設定・シナリオに先が気になり一気に面白く読みました。 個人的には5巻は激動の内容ながら、少しあっさりというか、あっけない印象でしたが、 全編とおして本当に面白かったです。
1投稿日: 2016.10.20
逃げるは恥だが役に立つ(1)
海野つなみ
Kiss
みくりの心の旅? 面白いです
(ごめんなさい、5巻で書いた感想を1巻にも書きます) この巻に限った話ではないのですけれど、わくわくどきどき話に没頭する感じではなくて、個人的に不思議な感覚です。読み出すと止まらなくなるし、続きが読みたい、面白い、、、のですけど、地に足ついたというか、自分の中でどこか冷めた部分が存在する不思議な読後感! 誤解の無いように繰り返しますが、ほんとに面白いです。作者のファンになりました。 以下、少しネタばれ? (それにしても、最終的にどうなるにせよ、こういう雇用として仮の夫婦の形態をとることになった二人の動機はすごく共感。 社会的に得られる手当や控除のメリットも、働く独身者からは不公平に見える所もあるでしょう。。。)
0投稿日: 2016.10.19
小煌女(5)
海野つなみ
Kiss
魅力的な登場人物たち、予測不能なストーリー
1巻を以前試し読みして、我慢できずに5冊まとめて購入した思い出の作品。 小公女が下敷きだったら読まなくていいと思う方、私もそうでしたが、その心配は無用です。 まったくもって想像できるお話ではありませんでした。 読んだ直後の感想ではないですが、書きます。 海野つなみ氏らしい笑いがちりばめられていますが、 けして幸せいっぱいな人たちが出てくるわけではないのです。 人生特有の本人にはどうすることも出来ない生まれながらのものを背負って生きる人たちの 苦しみや幸せ、諦めや野望、羞恥心、責任感、友情、恋心、秘めた情熱が丁寧に描かれていて、 とても共感しながら、独創的な設定・シナリオに先が気になり一気に面白く読みました。 個人的には5巻は激動の内容ながら、少しあっさりというか、あっけない印象でしたが、 全編とおして本当に面白かったです。
0投稿日: 2016.10.19
逃げるは恥だが役に立つ(5)
海野つなみ
Kiss
面白い~
この巻に限った話ではないのですけれど、わくわくどきどき話に没頭する感じではなくて、個人的に不思議な感覚です。読み出すと止まらなくなるし、続きが読みたい、面白い、、、のですけど、地に足ついたというか、自分の中でどこか冷めた部分が存在する不思議な読後感! 誤解の無いように繰り返しますが、ほんとに面白いです。作者のファンになりました。
0投稿日: 2015.09.10
