
欲しいのは、あなただけ
小手鞠るい
新潮社
こわい
読みはじめてすぐ、この話危険って感じました…。主人公の独り語りで、どんどん危ない方向に話が進んでいくのだけど、怖いもの見たさでやめられない…。京都弁がさらに、独特の世界観を強調してなんとも言えない気分に。愛とか恋とかって、そんなにきれいなものじゃない、恐ろしくて気持ち悪いのに、決してやめられない中毒性を持ち合わせている。秋の雨降りの夜に読んでみては?
0投稿日: 2013.10.25
恋愛寫眞 もうひとつの物語
市川拓司
小学館
やっぱり泣いてしまう
はじめにいっておきます。いくらがんばっても、ラストは涙止まりません。 中学生の頃に一度読んでましたが、大人になって久々に読み直し。久しぶりに読んでみると、記憶より遥かに気障な文章で、若干不安に…がっかりしたらどうしよう、と。でも、後半の畳み掛け具合はさすが。予想通りの展開の癖に、物語の前半で積み上げてきた誠人と静流の記憶がじわじわと涙を誘います。通勤電車で思わず涙をこらえるとは….! 心洗われるステキな恋愛小説です。最近忙しくてすさんでる人に。(笑)
3投稿日: 2013.10.24
三月の招待状
角田光代
集英社文庫
大人になるってなに
大学時代に、いわゆるリア充だったひとが、そのまま大人になったときどうなるか。という話でした。仲間で集まって、泣いたり笑ったり、恋愛したり、いたずらしたり、傷付いたり、「自分ってリア充」って思ってる人ほど、実は他人と自分を比べて羨んだり、劣等感感じたりしてる。そんな時期をすごした人たちが、卒業して、仕事して結婚して離婚して、結局自分が幸せなのかを他人と比較して図ってたり。読んでいて、自分と重ねて、大丈夫?って問いかけてしまった。 構成が一月のストーリーごとになっているので、ちょこちょこ読みに最適。
1投稿日: 2013.10.24
しかたのない水
井上荒野
新潮社
好き嫌いあり
あるフィットネスクラブにかかわる男女たちの物語。一つ一つの物語がつながっているのだけど、なぜか噛み合わないような消化不良を感じつつ読み進めた。それは、作者のねらいだと思うけど。あまりに、皮肉で、下劣な雰囲気が漂ってるので好き嫌いがはっきりしそう。爽快な気分にはならないけど、読書の秋、こんなすっきりしない小説もたまにはいいかな。
0投稿日: 2013.10.07
ため息の時間
唯川恵
新潮社
恋とか愛とかちょっと怖い
短編がいくつか納められてます。恋愛とか家族とか、人が人としていきる上で目をつぶれないことについての物語。それぞれ、ファンタジーっぽかったり、リアルっぽかったりいろいろだけど、どこかしらぞっとしたり、いらっとしたり、感情がよく動かされるのは共通。中には、ホラーかと思うくらいトラウマになりそうな話も…。短編集なので軽い気持ちで読み始めると、案外重いです。
0投稿日: 2013.10.04
ほかならぬ人へ
白石一文
祥伝社文庫
最後にじわっと
2つの物語「ほかならぬ人へ」「かけがえのない人へ」があります。両方とも、読み始めるとなんだか、登場人物が多くて、誰が誰だったっけなとわからなくなってしまうこともあり、失敗かなぁと思いました。が、冷静に読んでいたつもりが、最後にじわっと涙が。色々と複雑そうに書いてあるけど、実はひたすら純粋な恋愛が描かれてたということです。時間があるときに静かに読むのがおすすめ。
1投稿日: 2013.10.04
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く
藻谷浩介,NHK広島取材班
角川oneテーマ21
目からうろこ
この本に出会ってよかった。日々仕事をしてるなかで何となくか変えていた不安や不満。その原因と解決方法が見つかった。ひたすら働いて稼いで、豊かになれるか?現金収入の多い少ないだけでは計れない豊かさが、日本の里山には埋もれてる。この本で、中国地方の様々な事例を知ることができる。あとは、自分事として動けるかどうか。日本の未来も、私たちの将来も里山にヒントがありそうです。
4投稿日: 2013.10.03
恋愛中毒
山本文緒
角川文庫
恋愛×ミステリー
まさに、恋愛中毒。ドロドロ恋愛小説ど真ん中なうえに、それだけじゃないおもしろさあり。ミステリー的な要素もあって、読み終わったあとは必ず読み返したくなります。久々に本読むって人にもおすすめ。気付いたら読み終わっちゃってます。
5投稿日: 2013.10.03
