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黒瓜半太さんのレビュー
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  • 死んで青春が咲くものか!(1)

    死んで青春が咲くものか!(1)

    ミナヤマカエル

    GANMA!

    相変わらずの変キャラ大集合です

    登場人物に尋常ではない特性をつけさせてこれでもか!と詰め込んでいくいつものミナヤマさん作品なのは変わりません。今回は主人公の死、さらに霊となっているという制約が加わっています。そのためか、周囲の異常性が目立ち、主人公のキャラがこの1巻ではぼんやりしています、ちょっと珍しい入り方ですね。

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    投稿日: 2025.05.09
  • 日聖さんはシナリオ通りにいかない(3)

    日聖さんはシナリオ通りにいかない(3)

    ミナヤマカエル

    GANMA!

    惜しかったなあ

    この3巻で強引に完結です。強引に、でいいと思います。2巻から続く映画「エド・ウッド」的な流れが凄く好きだったのですが、あれが何度も繰り返されると思いきや一気に終わってしまいました(笑) 瑕疵ある才能の持ち主が集結した流れとかいい流れだと思いましたけどね。まあその瑕疵が消えれば普通の才能なのであって。 詰まったのか飽きられたのか、ちょっと残念でしたね。

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    投稿日: 2024.05.04
  • 堕天使論 3

    堕天使論 3

    くろは

    ジャンプSQ.

    オーソドックスにさせないくろは氏のセンス

    くろは氏の作品のテーマ(?)に「友情とは?」というものがあると思います。友人を作ることに悩む登場人物が出演します。 結論としてはこの作品はそれを宗教という形で表現したものですが、ありふれているようでどう考えてもありふれていないくろは氏のギャグセンスで押し通してしまう作品です。ただもう少しミミエルの天然ボケセンスにお付き合いしたかったかな。 29章にあの前作の名コンビがカメオ出演します。しかも一段と下品かつ低俗な玲華を馬耳東風的に聞き流すスキルさえも身に着け進化(?)したみやこ(笑) 最終章はまた例によってちょっと感動ものの仕上がりです。

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    投稿日: 2024.03.05
  • 羽犬塚くん家の四男 1

    羽犬塚くん家の四男 1

    ミナヤマカエル

    リラクトコミックス

    破綻スレスレの第一話

    複数キャラに個性を与えて使い続けるって結構大変なんですよね。この作品の第一話はそんな強烈な個性を持った4人兄弟を破綻スレスレになる状況で、作者もキレ気味?くらいに描かれていた好きです(笑) モデルすら務める女性誰もが振り向くイケメン長男、スポーツ万能以外の能力がどっかに置いていかれてしまった次男、根暗ヲタクで常識はずれの自己中だけどなぜかモテる三男、面倒見と安売りに夢中な四男という組み合わせが絶妙なんですよね。ただこの4人以外のキャラがどうしても弱くなる。まあでもこれだけのキャラが居ればそれでいいんじゃない、と。 評価は4です。もう少し続いてほしかったかな。

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    投稿日: 2023.10.29
  • 無面目・太公望伝

    無面目・太公望伝

    諸星大二郎

    希望コミックス

    掛け値なし、名作「無面目」

    「太公望伝」についてはその謎の存在(実在すら疑われている)太公望こと姜子牙とも呂尚とも言う人の伝説の一つとして堪能してください。諸星さんらしさがここかしこ。 で、「無面目」です。他の方も書いていますが、漢の武帝時代に実際あったという疑獄、「巫蠱の獄」と武帝の側近一の奇人とされている東方朔を絡ませて、そこに地上を生んだ神を落とし込んで(文字通り落として)人間の醜さと無常さ、そして美しさを描いた名作です。 人間世界に落ちた故に、人間の醜さを身につけてしまった無面目こと混沌、そんな彼に人間の美しさを教えてくれる妻、そして死別。何か心が浄化されたような醜さが残ったような読後感がいかにも諸星作品です。

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    投稿日: 2023.10.24
  • なみだ坂診療所 完全版1巻

    なみだ坂診療所 完全版1巻

    宇治谷順,向後次雄

    Benjanet

    懐の深いお節介医療漫画というべきか

    とことん患者を追いかける漫画です。また診療所にやってきた研修医も追いかけます。丁寧というかお節介です(笑)長期連載の割にwikiのページすら作られていない漫画ですが、こういう患者を追いかけるのが面倒くさくなるのはありますね(笑) ネガティブに書きましたが、決して特殊な病気ではない患者を追いかけ、悩み考える鈴香と梢という知と情が真っ向からぶつかる二人の医療漫画です。気軽に楽しめます。

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    投稿日: 2023.10.01
  • 有害指定同級生 3

    有害指定同級生 3

    くろは

    ジャンプSQ.

    くろはさんのテーマの一つ(?)友とは?

    五十話、すべてはここに帰結します。これはくろはさんのテーマの一つのように思えます、「友とは何か?」 知己という言葉がありますが、己を知る人こそ真の友ということですが、みやこは動機はなんであれ必死に玲華を理解しようとした、でもそんな彼女の真の理解者が玲華だった、というわけです。 情けないことにこんな下品な下ネタ漫画の一話に感動していましました(笑) ということで文句なしの名作認定、星5つです。 まずは四十九話の下品なギャグを堪能してください、そして五十話、エピローグの五十一話を読むことをオススメします。

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    投稿日: 2023.09.19
  • 有害指定同級生 2

    有害指定同級生 2

    くろは

    ジャンプSQ.

    くろはさんの描く孤独

    前巻ではただの下ネタ漫才だったのが、今回は少し玲華の心の中を覗ける内容になっています。ただまだみやこの存在の大きさを感じているだけ。くろはさんがこの作品で絶妙なのは、こういう二人の心情の微妙な変化を下ネタというオブラート(汚いなあw)に包んで徐々に出していっていることです。 よって星4つです。

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    投稿日: 2023.09.19
  • 有害指定同級生 1

    有害指定同級生 1

    くろは

    ジャンプSQ.

    真面目な二人の下ネタ漫才

    自他も認める品行方正真面目少女・八橋みやこと、自称外見も中身も清楚な少女(2巻二十三話参照)都城玲華との下ネタ漫才です。この巻はこれで終始しています。普通に楽しめます。なので星は三つです。

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    投稿日: 2023.09.19