小説
妖鬼 飛蝶の剣 介錯人・野晒唐十郎〈三〉
あらすじ
刃唸りがし、鳥飼京四郎の体が躍った。鳥飼の繰り出す左右連続の斬撃は、ひらりと舞う蝶のごとく華麗であった。唐十郎の袖口は裂け、赤い血の線が走る――これぞ妖剣“飛蝶の剣”。小宮山流居合の奥義・鬼哭の剣を封じられた野晒唐十郎に秘策はあるのか!?
刃唸りがし、鳥飼京四郎の体が躍った。鳥飼の繰り出す左右連続の斬撃は、ひらりと舞う蝶のごとく華麗であった。唐十郎の袖口は裂け、赤い血の線が走る――これぞ妖剣“飛蝶の剣”。小宮山流居合の奥義・鬼哭の剣を封じられた野晒唐十郎に秘策はあるのか!?