【サマーブックフェス2020 特別企画】結成20周年の大人気お笑いコンビ NON STYLEがスペシャルゲストで登場‼

【サマーブックフェス2020 特別企画】結成20周年の大人気お笑いコンビ NON STYLEがスペシャルゲストで登場‼

2020.08.14 - 特集

Reader Storeが様々な企画で夏のおうち読書を応援する「サマーブックフェス2020」、スペシャルゲスト第二弾として登場するのは、今年結成20周年を迎えたお笑いコンビNON STYLEの石田明さんと井上裕介さん。抽選で直筆サイン色紙もしくはお笑いライブDVDBOX『NON STYLE LIVE Re:争論~リソウロン~ 結成20周年PREMIUM BOX』が当たるプレゼントコーナーもあります!


中学高校の同級生から始まり、今年結成20周年を迎えた人気お笑いコンビ・NON STYLE。SNSのフォロアーがなんと累計300万人というからその人気ぶりは顕著だ。けれど そんな二人からSNSで発信される言葉は、気負いなく、常に前向きだ。数々のアンラッキーやネガティブな出来事も、「芸人だから笑いに変えられた」と語る二人。笑いを交じりの和やかなインタビューの中に、さりげなく、だけど確かな“お笑い芸人”としての矜持が垣間見えた。

月換算だと40〜50冊ぐらいは読んでますね。(井上)
又吉(直樹)というヤツが出てきたので、小説を書くことを諦めました(笑)。(石田)

───今お持ちのそのタブレットは、井上さんの私物ですか?


井上裕介(以下、井上) そうです、そうです。入ってるの漫画ばっかりですけどね。蔵書が2000冊以上になってしまって、もう家に置けなくなったんで、今は電子書籍で買うようにしてるんです。


───1ヶ月にどのぐらい買われるんですか?


井上 週刊誌を8冊読んでるから、それだけで32冊ですね。あとその時々で気になる単行本を買ったりとか、コミックアプリなんかも入れてるんで、月換算だと40〜50冊ぐらいは読んでますね。


───石田さんも電子書籍を利用されていますか?


石田明(以下、石田) いえいえ、僕はまったく。そもそも僕、タブレット持ってないですもん。スマホも最低限のアプリしか入ってないですし。本自体をね、最近はあまり読まなくなりました。空き時間とかはネタを書いてるんで、それはそれでいいんです。


───ネタのネタというか、アイデアをインプットするために使っているツールなどは?


石田 とくにないですよ。自分から無理に何かをインプットしようとすると偏ったものになるので、なるべく意識しないようにしてますね。フラットに生活してる中で出てきたもんが、どんな人にでもわかりやすいネタになると思うんで。


───じゃあ、常に平常心で。


石田 言いかえると、常に何にも興味を持たない、と(笑)。それでも入ってくるもんって絶対あるんで、放っといても何かしらインプットしてるんですよ。呼吸と同じようなもんで、アウトプットし切ればあとは入ってくるだけだから。

───これまでに、印象に残っている本との出会いはありますか?

石田 僕は木下半太さんの“悪夢シリーズ”ですかね。最初の「悪夢のエレベーター」を読んだときに、はじめて小説書こうかなって思いました。小説が身近なもんに思えたっていうか。でも、又吉(直樹)というヤツが出てきたので、小説を書くことを諦めました(笑)。

──ええ、なぜ!?

石田 なんかもう、これは無理やと思って。僕もその頃、小説めちゃくちゃ読んでたんですけど、東京に来た瞬間に僕のウン十倍という数の本を読んでる人(又吉さん)に出会って、それで本を読むこともやめました。それ以来、すっかり本離れしてしまいました。

──本来、読んだり書いたりすることはお好きなんですね。

石田 そうですね。ありがたいことに、今も執筆のオファーをいただくことがあるんですが、それでもお金をいただいてまで書くようなことはないなと(笑)。

───仕事を抜きにすれば、書きたいことはあるんですか?

石田 あるといえばあります。ただ、物語書くにしても、僕はやっぱり最短で終わらせたいんですよ。小説って遠回りするじゃないですか。ひとつの事柄をまどろっこしく言葉を連ねて表現するでしょ。あれがストレスなんですよね。ってなったら、戯曲がいちばんいい。出すとしたら戯曲かな、と思うけど、戯曲集読む人なんてオタクしかいないぞっていう話です。

井上 ……何言ってるか、まったくわからない。

石田 戯曲の話や(笑)。

芸人やなかったら、僕ただのアンラッキーなかわいそうな人ですよ?(石田)
芸人って、ネガティブなものをポジティブに転換する仕事(井上)

井上 僕、そもそも苦手やし、読むの。小説とか、文字だけの本が苦手なんです。書くのも本当は嫌い。全然嫌い(笑)。スマホの音声入力の精度が100%になったら、メールの類は全部あれでいいなと思うぐらい、書くことが面倒くさい。


石田 物理的に書くのがイヤってことか(笑)。


井上 しゃべったことがすぐ文字になるのがいちばんいいですよね。今はまだ音声入力の精度が低いから、仕方なく文字打ってるだけです。


───そんな井上さんの書籍、持ち前のポジティブ・シンキングを軸に書かれた通称“ポジティブシリーズ”は大人気ですよね。


石田 ああ、井上のネタ帳ですね。あれネタ帳ですやん?


井上 ま、そうですね、はい!


石田 こいつネタ帳売ってんねやって感じで見てます。


───たいていの悩みがなんだかバカらしく思えてくるほどの、思わず膝を打ってしまうようなポジティブさ(笑)。


井上 それは何よりです(笑)。


───井上さんは元々ポジティブな思考回路の持ち主なんですか? それとも、人生を歩む過程でそうなっていったとか。


井上 どうなんでしょうね? そんな別に考えて生きてないから、結果的にこうなったんだとは思いますけどね。いろんな人と出会って、いろんな人としゃべり。子供の頃からポジティブだったかといえばそうでもない気がするし。いちばん最初の『スーパー・ポジティヴ・シンキング〜日本一嫌われている芸能人が笑顔でいる理由〜』がたくさんの人に読んでもらえて、だから次は恋愛ネタでやってみたらまた売れて、じゃあ次はSNSっていう切り口で!と、そのときに思ったことをそのまんま発信してるだけなんです。


───実は石田さんの著作『万歳アンラッキー』も、不遇の子供時代から今日に至るまでの不幸を、とてもポジティブに描いているという。

石田 そうですね。まぁ、芸人ですからね。芸人やなかったら、僕ただのアンラッキーなかわいそうな人ですよ? うちは両親が明るかったですし、僕がほんま子供の頃のことやから、今になって笑えるのもあるんですけどね。うちのアニキなんか「もう思い出したくない」って言いますもん(笑)。

井上 芸人って、ネガティブなものをポジティブに転換する仕事やったりして、それを見て笑っていただくものだと思うんで。だから、本を出すのは、芸人としての仕事をしてるという感じなんですよね。

電子書籍のプレゼントって使えそうだな。(井上)
電子書籍やったら贈りやすいですよね、ちょっとセンス的にミスってもギリOK!みたいな。(石田)

───ちなみにReader Storeには、BOOK GIFTという本をプレゼントできる機能があるんですよ。私は今日の取材にあたって、石田さんの『万歳アンラッキー』の電子版を担当編集者からプレゼントされました。


石田 そうなんですか。って、僕、自分の本が電子書籍になっていることを今はじめて知りました(笑)。


井上 僕の本は電子化されてるのは聞いてたけど、自分ではまだ見てないんですよね。でも、電子書籍のプレゼントって使えそうだな。芸人が何人か集まってメシ食ったりすると、おすすめの映画とか本とかの話になるから、「これ読んでないの? じゃあ読んでみなさいよ」って簡単にプレゼントできるってことですもんね。


石田 電子書籍だからこそできる感じですよね。やっぱりこう、本をプレゼントするのってプレッシャーあるじゃないですか。相手にこっちの気持ちが重いと受け取られたら嫌だし、センスも問われるし、このサイズの本は邪魔やぞ!? みたいなのも人によってあるじゃないですか(笑)。でも電子書籍やったら贈りやすいですよね、ちょっとセンス的にミスってもギリOK!みたいな。これは使える気がします。


───さて、NON STYLEの近況としては、新作DVDが発売されるそうですね。この『NON STYLE LIVE Re:争論〜リソウロン〜』はどのような内容ですか?


石田 今回はですね、去年やったツアーの映像なんですけど、本編もさることながら、特典映像が豊富すぎてDVDが2枚組になってしまいました。


井上 長いですよー。


石田 全国8カ所回らせてもらったんですけど、各地にカメラがついてきてて。二度おいしいというか、胸焼けするぐらいと思います。


───特典映像は全編がオフショットなんですか?


井上 そうです。そのオフショットを僕ら二人で観ながら、いわゆるオーディオコメンタリーっていうのをやりました。自分たちを見ながら、自分たちで振り返るっていうやつです。


石田 ネタは、みなさん見たことのない新ネタばっかりで、久しぶりにコントもやってますしね、たっぷり収録してます。あと、井上さんのファッションショーもありますんで、そこらへんも楽しんでいただければ、と。


井上 オープニングでね、僕、ランウェイ歩かしてもらいました。こういう時期ですから、家にいる人も多いでしょ? これを観て、たっぷり笑っていただければ幸いです!



取材・文 斉藤ユカ

撮影 宇壽山貴久子

【profile】

NON STYLE(ノンスタイル)
石田明(ボケ)と井上裕介(ツッコミ)による漫才コンビ。2000年結成。テンポの速いボケとツッコミという漫才スタイルが持ち味で関西を中心に活躍し、数々の賞を獲得。
2008年に『M-1グランプリ』で優勝し、一躍全国的な知名度を獲得。2010年には『S-1バトル』初代グランドチャンピオンとなる。今年で結成20周年を迎える。

【profile】

石田明さんの著書

井上裕介さんの著書

NON STYLE 石田明さん、井上裕介さんから素敵なプレゼント

NON STYLE 石田明さん、井上裕介さんから素敵なプレゼント

●プレゼント内容

①「直筆サイン色紙」(2名様)
②DVDBOX「NON STYLE LIVE Re:争論~リソウロン~ 結成20周年PREMIUM BOX」(1名様)


●応募期間

2020年8月14日(金)00:00~2020年8月28日(金)23:59


●応募条件

「Reader Store」のメールマガジンの受信設定をONにされている方。


●当選発表

当選者の方へは、登録されているメールアドレス宛に2020/9/4(金)にご連絡いたします。

(当選発表日は都合により、前後する場合がございます)

落選された方へのご連絡はございません。あらかじめご了承ください。


●ご注意事項

・お一人様1回のみのご応募となります。

・当選した商品の譲渡・転売等の行為は禁止されております。

※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当選賞品の発送に遅れが生じる場合がございます。当選されたお客様にはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。何卒ご承知おきくださいますようお願いいたします。


【NON STYLEのオススメ書籍ご紹介】

これは本屋で“話題作”みたいなポップを見て、普通の漫画やと思って買ったんです。そしたら哲学的な話でね、好き好きやろうなとは思うんですけど、僕は面白かった。戦争のない今の平和の時代をどう生きるか、教えてもらうところも多かったですね。(井上)
そういえばダイノジの大谷(ノブ彦)さんからLINEがきてましたよ。「石田くん、これは読んだほうがいい!」って(石田)

そもそもは電車の車内広告で見て、読んでみたいなと思って買いました。電子で買うたらかさばらないんで、いつか時間のあるときに読もうっていうストックが気楽にできますよね。電子で読むようになって、本を買うフットワークが軽くなりました気がしますもん。ただこの本、1日1ページと言うけどけっこうなページ数読まされるんですよ(笑)。だから、時間があるときにたまに読むという感じです。でも何にも残ってないです(笑)。基本アホやから、そんときは「へぇ〜この人こんなんやったんや!」とか思うんですけど、数日経ったら忘れます。だからいつ読んでも新鮮!(井上)

井上の本は売れてるんですけど、僕のこの本はまったく売れてない! だから是非みなさんに読んでいただきたく、ご紹介させてもらいます。これは僕の不幸な生い立ちをそのまま綴った本なんですけど、客観的に見ると本当に不幸なので、今まさに不幸の真っただ中! という人に読んでもらいたいです。あるいは、そういう人がそばにいたらこの本を贈ってあげてください、リーダーストアで! 自分の方がまだマシって思えるくらい、ディープな話が満載です。だって僕なんかね、アンラッキーな生い立ちのおかげで、だいたいのことは笑ってやり過ごせるんですから(笑)。(石田)

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