紫式部 はなやかな宮廷文学『源氏物語』の作者
平安時代の宮廷を舞台とした長編小説『源氏物語』の作者、紫式部。今から1000年以上も前に生まれた紫式部は、幼いころから学問に秀で、華やかな世界を想像することが大好きな少女でした。短く終わった結婚生活を悲しみ、物語を書くことに夢中になっていくうちに中宮彰子の女房として宮中で仕えることに。優美で細やかな日本独自の国風文化が花開き、かな文字で書かれた作品が多く誕生した時代のことです。本書は、紫式部の生涯を鮮やかに描いたオールカラーの学習まんがです。今でも世界中の人々に読みつがれる古典の名作『源氏物語』・・・
主な要素
そのほかの主な要素
- SF
- ノンフィクション
- 神話
- 落語
- 作家
「紫式部 はなやかな宮廷文学『源氏物語』の作者」に似た漫画10選
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マンガで読む,巨匠で読む「源氏物語」
紫式部が『源氏物語』を書いた平安時代中期、ヨーロッパはまだ、一部の歴史家に「暗黒時代(ダークエイジ)」と呼ばれるような時代でした。文章だって幼稚なものしか書けなかった。
そんな時代に、日本人の女性がこれだけ完成度の高い長編物語を書いたということは、日本人が誇りにしていいことだと思うんです。事実、1999年に、イギリスのオックスフォードやケンブリッジの歴史学者が「この千年間で偉大な業績を残した歴史上の30人」というのを選んだときに、日本人ではただひとり紫式部が選ばれました。日本文学の最高傑作『源氏物語』は日本文学の最高傑作というより、世界規模の文化遺産なんですね。みなさんも花村先生のマンガで『源氏物語』を楽しまれたあとは、ぜひ原文に挑戦してみてください。今すぐでなくてもかまいません。年配の方は今すぐでも差支えありませんが、若い方たちは、お年を召してからの方がいいと思います。『源氏物語』は大人のための世間話ですから。(望月光氏の作品解説より抜粋)
上巻では「桐壺」「帚木」「空蝉」「夕顔」「若紫」「末摘花」「紅葉賀」「花宴」「葵」「賢木」「花散里」「須磨 其の一」を収録。 -
衰退の一途を辿るレムリア帝国の新皇帝はなんと若干12歳の少年!? しかし、実は彼には誰も知らない秘密があり・・・? これは後に三大陸の覇者『聖光帝』として歴史に名を残す若き皇帝の物語である――! 分冊版第1弾。
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営業担当の会社員・田中は気づくと見知らぬ大草原にいた。
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この乱世、田中に何ができるというのか!?
大人気田中系歴史小説、満を持してのコミカライズ! -
幼い二人の悲恋、、、。平安末期、木曽義仲の子である義高は、源頼朝の娘・大姫と結婚する。この時、二人はわずかに11歳と6歳。鎌倉にやってきた義高だが、実は義仲からの「人質」という意味合いもあった。そして歴史が動き出す、、、。
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「女としての人生は、髪と一緒に捨てました」お家再興を誓い、女一人で戦場に向かったお初が出会ったのは、あの真田幸村だった。舞台は大坂城。お初は裏切り者と疑われる幸村の監視役を命じられ、初めは幸村を警戒するお初だったが近づけば近づくほど、知れば知るほど幸村に惹かれていく・・・。「私には使命がある。なのに・・・」武将・真田幸村が見せる本当の顔とは―?大坂城・真田丸で繰り広げられる戦いの中で、揺れ動く乙女心を描いた歴史ラブロマンス!
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時は戦国、筑前国。戦の歴史の中でも、もっとも激しく凄惨な寡戦(※)があった。【岩屋城の戦い】――。大友家家臣・高橋紹運率いる軍勢は700余に対し、対する島津軍は5万。この戦いで高橋軍は圧倒的少数関わらず、2週間もの長きに渡り籠城戦を繰り広げたと言われている。その立役者こそ本作の主人公、十四郎(じゅうしろう)。彼は森の中で狼に育てられた野生児である。十四郎は戦のある度、戦場に赴いた。母である狼の食料としてズバ抜けた強さで兵を蹂躙し、その死体を持ち帰るためである。高橋紹運はその強さを買って自らの陣営に引き入れようと画策するが――。【岩屋城の戦い】でなぜ高橋軍は島津軍と対等に渡り合えたのか。その答えに新しい言説を投げかける、作者の意欲作。(※)少数の兵で多数の兵と戦う戦のこと分冊版第1弾。※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。