陽炎帝国
昭和2年、まだ幼い二人は出会った。華族の血を引く娘とその家の奉公人の息子として。出生の家柄が大きく物言う時代、二人は主従関係のまま成長していくが、しだいに相手を無二の存在として意識していく。だが、高まりゆく軍靴の響きは否が応でも二人の運命を大きく変えていくのであった───。
主な要素
そのほかの主な要素
- 友情
- ライバル
- 同級生
- 鬼
- すれ違い
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弱い者を助け、強い者には向かっていく、そんな心優しき暴れん坊・港のジョージが帰って来た!ジョージが頻繁にケンカをするのは、北海道へ帰って来たんだ!という事を義理をたてた女・富に知らせるためなのだ。ジョージがケンカするたびに、ジョージの噂が万里を走る、風を切る。ジョージが帰り着く前に富は噂を聞きつけ、彼の帰りを恋しく待ちわびる。しかし、物事は思い通りにはいかない。いざジョージが帰ってくると、富は長年留守にしていた寂しさから新しい男を捕まえていて・・・。昭和という時代を存分に味わえるヒューマンドラマの傑作。
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戦後の混乱を乗り越え、高度経済成長期を目前に日本が最も活気にあふれた時代。17歳にして『神農(テキヤ)』風祭一家の三代目となった風祭竜平が一癖も二癖もある男達と共に熱き時代を翔ける―!!昭和浪漫巨編!
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時は昭和初期。イギリス人の父、日本人の母をもつ瑠璃は、幼いころに両親を亡くし、引き取り先の下宿屋で働いていた。生きづらさ、孤独さから早く大人になりたいと焦っていた彼女は、下宿屋に泊まるミステリアスな絵描き・奥山弥鹿に出会う。彼の飄々とした掴めない態度に振り回される彼女だが、そんな彼と過ごす時間は嫌いじゃなくて――・・・。美麗な筆致で描かれる昭和レトロロマンス♪
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昭和11年2月26日未明、青年将校らによるクーデターが勃発。いわゆる二・二六事件である。決起当日の朝、娼家にて寝過ごし遅参した猪野矢一郎少尉だったが、遅刻者があったと認めるは後世までの恥、と見方から射撃され戦線に入れず。その後の戦況を知り、死に場所を求めて彷徨する矢一郎は、スペイン公使館に保護され、自決を制止されるーー。そして、時あたかも共和政府とフランコ軍との内乱のさなか、国内が戦場と化すスペインへとおもむく・・・・・・!! 小池一夫らしい雄大なロマンとドラマチックさに溢れる哀国譚! 「週刊プレイボーイ(集英社)」1987~95年掲載作品。