ラヴクラフト傑作集
世界の文学史上に特異な光を放つH・P・ラヴクラフトの代表作にして、クトゥルフ神話最大の謎に、かつて「アウトサイダー」を精緻に描き高い評価を受けた気鋭の漫画家が挑む。これぞ、ラヴクラフト・コミカライズの決定版にして、最先端。収録作品「魔犬」「名もなき都」「神殿」。※作品の表現や演出を考慮して、電子版は一部のページを改変しております。※
主な要素
そのほかの主な要素
- 異形
- 短編集
- 宇宙
- タイムトラベル
- ミステリー
「ラヴクラフト傑作集」に似た漫画10選
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H・P・ラヴクラフト(1890~1937年)の生前には発表されなかった本作は、夢にまつわる一連のラヴクラフト作品のなかでも最も長く、おそらくは最もよくできた作品と言えるだろう。1926年から1927年にかけて書かれたこの作品は、ラヴクラフトの多くの小説のような徹底した書き直しを経ていないため、夢のゆるりとした流動的な性質を保つ描写となっている。この作品は、ラヴクラフトのいちばん多作な時期に生まれた作品のなかでも、『チャールズ・デクスター・ウォードの怪事件』とともに最も重要なもののひとつと見なされている。ラヴクラフトは、この小説を通じて恐怖と空想の要素を結合させ、夢を織りなす想像や論理の意外な飛躍に彩られた壮大な物語を創り上げた。本書では、ほかのラヴクラフト作品のさまざまなテーマやキャラクターも登場する――厳密にはラヴクラフトの“神話”の部分ではなくても、彼の広大な空想世界に結びついた要素も含まれている。〈編集部より〉「ラヴクラフト傑作選1~4」は、どの巻から読み始めてもOKな、各々独立した(しかし世界観はすべて通底している)作品です。1)『まだ見ぬカダスを夢に探して』は不思議な着想と展開に満ちたファンタジックな冒険譚。忍び寄る混沌とはなにか?2)『チャールズ・デクスター・ウォードの怪事件』は、気味悪くも、好奇心をそそる展開で、どんどん先を読みたくなるホラーミステリー。ラヴクラフト入門者に一番オススメ! 3)『狂気の山脈で』は南極探検隊が南極で目撃する、人類が知ってはならない世界の秘密と恐怖をめぐる物語。こちらもラヴクラフト入門者にオススメ!4)『時からの影』は、興味深い物語を通じて、クゥトルフ神話体系について深く知れる、クゥトルフTRPGファンにもお薦めの1作
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社会の闇と呼ばれるアンダーグラウンドを25年以上も取材し続けてきた村田らむ。命の危険を感じたことなど何度もある。しかし、彼が一番恐怖を感じた瞬間は、理解不能な人間の狂気に出会ったときだった……。世の中の闇に精通する筆者が綴る、思わず背筋が凍る人怖物語を漫画化! ヒューマンホラーの最高峰! あなたの知らない狂気の世界がここにはある…!!
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ZONE OF CTHULHU (ゾーン・オブ・クトゥルフ)
ラブクラフトが生んだ壮大なダークホラーの世界『クトゥルフ神話』ファン待望のコミックマガジンついに創刊!! 邪神、魔人が荒れ狂う主要作品『The Call of Cthulhu』『The Dunwich Horror』ほか、オリジナル要素を加えた珠玉のクトゥルフ神話ホラー作品を日本独自にコミカライズ。日本SFコミック界の至宝 板橋しゅうほう、SFジャパニズム表現の鬼才 おがわさとしほか、新進気鋭の作家陣が完全書き下ろし連載! ゲーム、小説すべての原点となる「クトゥルフ神話」オリジナル作品の恐怖を体感せよ。 -
金ヶ沢の山には「羽の生えた生き物が天からやってくる」という言い伝えがあるのです・・・。衛空の残した不気味な言葉と怪物的生命体の襲撃!その謎を追う的場教授は想像を絶する恐怖に直面する!ユゴスよりの宇宙生物、脳のみで宇宙空間を移動する装置など、クトゥルフ神話のホラーテイスト満載。H.P.ラブクラフトの『闇に囁くもの The Whisperer in Darkness』を近代日本を舞台にコミカライズした中編傑作!
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お嬢ちゃんの背中にはすでにピッタリと死がはりついておる。残念ながら、お嬢ちゃんに明るい未来はない。午前0時になる前に死ぬじゃろう…。ある日、占い師の老婆に突然死の宣告をされた一人の少女。死の未来を変えることはできるのか…!?(収録作「老婆の予言」より)私はもう動くことも、指で何かに触れることすらも出来ない。痛みと苦しみと自分の肉が焼けただれる臭いの中で、ただ家族の名前を叫んでいた…。不幸な事故が、美しかった少女の顔や手足を奪ってしまった!(収録作「私に鏡を見せないで」より)早見純が描く美しくも残酷な死と狂気の世界!全9編を収録した傑作ホラー短編集「純のはらわた-血みどろ怪奇作品集-」が満を持して電子書籍化!!