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文学

男の愛

¥1,870

(税込)

2024年12月20日配信

あらすじ

生産能力も生産基盤も持たない、ただその威名・威勢だけで飯を喰っている、やくざにとってこの、名前が売れる、というのはなにより大事なことで、出世前のやくざはなんとかして名前を売ろうとした。「あの野郎、近頃、売ってやがるな」というのは、その名前が多くの人に知られ始めた。メジャーデビューした、みたいな意味である。そういう意味では次郎長は順調にやくざデビューを果たしたというわけである。しかしなんでもそうだが、デビューするだけなら誰にだってできる。問題はデビューした後、どれだけ順調に活動を続けられるかで、いくら華々しくデビューしたところで、その後が続かなければ、早くも翌年には、「あー、そう言や、そんな奴いたっけなあ」てなことになってしまう。そうならないためには、やくざだってなんだって、普段の地道な活動、たゆまぬ努力がなによりも大事なのである。(『最終的には銭金』より)

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作品情報

著者
:
出版社
:
Reader Store発売日
:
2024.12.20
書誌発売日
:
2024.12.16
ページ数
:
152ページ
ファイルサイズ
:
1.2MB