便利な購入方法
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銀座の女の次のステージとして小料理屋「立花」を経営している彩香だったが、老後の働く場所と介護を目的とした旅館の経営を計画する。話はトントン拍子に進み、最後の問題は融資の保証人・・・それを父・尾上が申し出る。尾上の気持ちに感謝する彩香だったが、これが国会を巻き込み、日本全土を震撼させる大きな社会問題へと発展してしまう。男社会への復讐を誓い“女帝”を目指して夜の世界に足を踏み入れた少女の戦いの結末は・・・。最終話のその後を描いた「女帝外伝」3話も収録。
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大翔組と菱和会の抗争は日増しに大きくなっていき、賢吾は大翔組のヒットマンとして伊達の命を狙い大阪へと向かう。そのことを知った彩香も大阪へと向かう。抗争を止める手立てが見出せない彩香だったが、事件の真相を入手した薫からの連絡を受ける。全容を知った彩香は大翔組と菱和会と並ぶ京都五条烏丸会・会長の篠原に仲裁を依頼する。しかし、賢吾の銃口は既に直人を捉えていた・・・。日本の極道界を揺さぶる抗争の果てに彩香を待つものとは・・・。
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賢吾による東西の衝突は回避されたかに見えた。そんな折、クラブ「彩香」のベテランホステス・由紀は信じた男・早瀬の裏切りを知り自殺してしまう。由紀の葬式の席に現れた早瀬に怒りをぶつける彩香。そして早瀬を殴る賢吾。しかし、この一撃がくすぶっていた東西の衝突の引き金となる。公衆の面前で殴られた早瀬は賢吾への怒りを募らせる。復讐の機会を伺う早瀬は、同じく菱和会への復讐を狙う塚原と出会う。二人の策謀により東西の二大暴力団組織は抗争への道を歩み始める・・・。
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復帰した彩香を待っていたのは、若手ホステスと古参ホステスの対立だった。そして、その隙を狙って、クラブ「彩香」の足を引っ張ろうとする存在も・・・。彩香にとって“ママ”として最初の試練が訪れる。一方、大翔の息子・賢吾は、後々の三代目襲名を意識し、大きな手柄を立てようと焦っていた。そんな賢吾の目に留まったのは、直人が東京での橋頭堡として六本木に開いたクラブ「ルージュ」だった。賢吾の動きは東西の大組織に波紋を生み・・・。
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進藤に忍び寄る病魔は日増しに強まる。それを知らない彩香だったが、進藤は自分がいなくなった後のことを考え準備を進める。そして安定期を迎えた頃、別れの時が訪れる・・・。進藤を失った彩香は失意のどん底から立ち直れないまま、ただ茫然自失に毎日が過ぎていった。そんな彩香を立ち直らせたのは、共に夢を語りあった直人だった。運命が与えた試練から立ち直った彩香はひと回り大きくなり再び銀座に戻るのだった。しかし復帰した彩香には課題が山積していた。
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妊娠した彩香は店を進藤やリエに託し休むことに。幸せに包まれる日々を過ごす彩香だったが、彩香不在のクラブ「彩香」では次々に事件が・・・。クラブ「彩香」を舞台に大翔と直人・・・極道界を二分する東西の大組織が顔合わせた。友好的な両者の足元で火種がくすぶり始める。一方、彩香不在を狙い銀座でも指折りのクラブ「アンジュ」の瑠美ママが進藤に接触してくる。様々な手で進藤を籠絡しようとする瑠美。しかし、そんな進藤の体に異変が起きる。
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早乙女みどりがオープンしたクラブ“碧”は、価格破壊を宣言し、芸能人の話題性も活かして一躍、台風の目となる。クラブ「彩香」ではママになってから初めての新人を入店させる。時を同じくして、“銀座の帝王”と呼ばれる老舗バー「グラント」が閉店することを知り、時の流れを・・・世代交代を意識する彩香。しかし、クラブ「碧」には秘密があった。そして、クラブ「彩香」だけでなく、銀座全体を揺るがす事件を引き起こした。その時、“女帝”彩香は・・・。
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燃え上がるリエと杉野の恋。しかし杉野は代議士の上に結婚している。二人の関係は次第に隠しきれなくなり、パパラッチに目をつけられる。一方、リエの存在を知った梨奈は杉野を奪われまいと躍起になる。一方、直人は敵対組織に撃たれ命の危機に瀕する。一命を取り留めた直人から彩香は人生の生き方を気付かされる。リエと杉野の恋が決着した頃、銀座に衝撃が走る。“演歌の歌姫”早乙女みどりが芸能界を引退し、銀座にクラブをオープンするというのだ。
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彩香と進藤の結婚式当日。これまで出会った数多の人たちに囲まれ人生で最も幸せな一日を迎える彩香。しかし、その影では梨奈と薫の悪意が小料理屋「立花」に向けられようとしていた。一方、九州でも有数の資産家だった杉野の会社が危機に陥る。代議士として、男として成長を遂げた杉野だったが、クラブ「彩香」で弱みを見せる。彩香に代わり、そんな杉野を励ますリエ。“姐御”として常に彩香や他のホステスたちを支えるリエだったが杉野との邂逅で・・・。
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離れたことで大切さに気づき、進藤と向かい合う決心をする彩香。そしてお互いの気持ちを深く理解した二人は、長い長い遠回りの末、人生を共に歩むことを決める。進藤が店長として戻り、年を重ねたホステスの第二の人生のステージとしての小料理屋「立花」の開店準備も順調に進み、全てが順風満帆に進む彩香。しかし、彩菜を学生時代から一方的にライバル視する梨奈は、同級生で同じく彩香をライバル視する薫と共謀し、彩香の失脚を企てる。
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クラブ「彩香」を訪れる客たちのトラブルを人脈を駆使して解決していく彩香。客の揉め事を“フィクサー”の様に解決することが、“女帝”への階段を上ることだと気づく。着実に“女帝”への階段を上る彩香に次なる試練が訪れる。四十歳を越えた最年長ホステス・幸枝から辞めたいという相談が寄せられた。ホステスに必ず訪れる年齢の問題・・・“美しく老いる”という銀座の女の願いであり、テーマに対して彩香はどんな答えを見出すのか?
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クラブ彩香の屋台骨・店長の進藤が店を去った。クラブ「佐和」を支え、彩香の独立を誰よりも尽力してくれた進藤を失い猛烈な孤独感に襲われる彩香。進藤を失ったクラブ「彩香」にプロ野球「東京ジャガーズ」の四番打者・清田が訪れる。朴訥で口下手、しかしストレートで熱のある清田からのアプローチに心揺れる彩香。しかし清田はスランプを抱えていた。そして、そのスランプの裏にはトラブルが・・・。銀座の歴史と女たちの戦いを描いた特別話「銀座伝説編」も収録。
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